インド南部タミルナドゥ州で行われていた祭りの一場面。トランス状態になった若い女性の頭上から、大量の牛乳が注がれる。ヒンドゥー教の祭りでは、神様の像にココナッツや牛乳などを捧げる儀式が行われるが、その流れを汲むものなのだろう。

 

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india18-20331タミルナドゥ州のお祭りで、炎を運ぶ女。この祭りでは、大量の水を浴びた女たちが捧げ物を持って町を練り歩く。火と水と穀物を神様に捧げ、豊穣を祈るのだ。

 

india18-25047インドの市場は色鮮やかだ。トマトやナス、キュウリやコリアンダーといった旬の野菜が所狭しと並べられている。値段も安い。トマトなら1キロ15ルピー(25円)ほどで買える。ベジタリアンの天国だ。

 

india18-48930インドの女性は何でも頭の上に載せて運ぶ。この方が背負うよりも楽に運べるんだそうだ。旧市街の路地裏をすたすたと早足で歩くこの人の体幹はきっと強いんだろう。

 

india18-76206インド北部ウッタルプラデシュ州の農村で糸を紡ぐ女性。自転車の車輪を改造した手作りの糸車を回す姿は、あのマハトマ・ガンディーを彷彿とさせる。

 

india18-58212インド北西部ラジャスタン州で出会った女性が、チャナ豆の畑で収穫作業を行っていた。白い腕輪はこの地の女性たちが昔から身に着けている装飾品だが、畑仕事には邪魔なはずだ。それでも自分たちのスタイルを貫こうという頑固さが、インドの伝統美を守ることに繋がっている。

 

india18-55128インド北西部ラジャスタン州の農村で出会った女性。毎朝搾る水牛のミルクは農家にとって重要な収入源だ。チャイやダヒー(ヨーグルト)、パニール(チーズ)の原料になるミルクは、インド人の食生活に欠かせないものだ。

 

india18-53609インド北西部ラジャスタン州で出会った女性。まっすぐで力強い瞳が印象的だった。

 

india18-47612インド西部グジャラート州で出会った笑顔。グジャラートの民族衣装を着た女性の顔には深い皺が刻まれていた。腕と首には伝統の入れ墨が。凜とした佇まいが素敵だった。

 

india18-12218インド南部チェンナイの路地裏で女たちが「ダイバス」というゲームで遊んでいた。二本の金属棒を転がして、出た目に応じて小石のコマを動かすというすごろくに似た遊びだ。マス目が手書きで手作り感満載なのもいい。

 

 

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 後半の「写真教室ステップアップ編」では「心を揺さぶる写真を撮る!」をテーマに「人の笑顔を引き出す方法」や「感性の鍛え方」を伝授します。デジタル写真に欠かせないRAW現像&レタッチ講座と、写真の講評会も。