質問:私は結婚すべきか?

SNSで知り合ったパキスタン男性(28歳)は、私と初めてのメールで求婚してきました。
私は44歳で、バツイチ子持ちです。
何度も断りましたが、日本に永住したい。
私と結婚すると毎日、甘い言葉で口説いてきました。
そんなに日本に来たいなら…と観光ビザを勧めましたが、難しいようでした。
1ヶ月、毎日2時間程メールのやり取りをするうちに私も彼に惹かれていきました。
私は結婚を承諾しました。
彼はカシミールと言う都市に在住し、携帯ショップを2つ持っている。エンジニアの卒業証書を持っているとの事です。
収入は、月300ドル…石工の仕事もしていると言ってます。
日本で、その仕事をしたいようですが、日本では彼の仕事は通用しないように思いました。
彼は英語を使っています。
日本で生活しているパキスタン人は、どのような仕事をしていますか?
彼は、どんな作業もすると言ってますが不安です。
また、今日のやり取りで、童貞である事が判明しました。
自慰行為はしない。少年と関係を持っているとの事でした。
パキスタン人男性の多くが、そうであるとの事だったので、どん引きしました。
私と結婚したいなら、今日から少年との関係を持たないよう言いました。
彼は、神に誓うと言いました。
日本に来たら、病院で性病の検査をする事を約束させました。
話がまとまりませんが、いろいろ教えてください。アドバイスも宜しくお願いします。

 
 

三井の答え

僕はこの相談が作り話ではないかと疑っていますが、「予防原則」といいますか、万が一事実だった場合には、結果があまりにもひどいものになるので、一応助言をしておきます。
 
結婚?
やめておきなさい。
もちろんあなただって、会ったこともない他人に向かっていきなり「結婚しよう」なんて口走る軽薄な男の真の目的が、「日本に出稼ぎに行って、いい仕事を見つけることにある」ということぐらいは理解しておられるでしょう。
彼はあなたの他にも数多くの外国人女性(日本人に限りません)に同様のメッセージを送っているし、あなたはその中でたまたま引っかかった「カモ」に過ぎません。「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」ってわけです。
 
客観的に見れば、誰がどう考えても怪しい話だというのに、あなたは彼からのプロポーズを受けようとしている。呆れてしまいます。
あまりにもナイーブなのか、ただのお人好しなのか、舞い上がってしまって周りの状況が見えなくなっているのか、どれかなのでしょう。
 
いずれにしても常軌を逸しています。
一刻も早く目を覚ましてください。
冷静に、客観的に、自分が置かれた状況を第三者の立場で見直してみてください。
あなたは5分前までまったく知らなかった文化も言語も違う異性に対して「愛しています。結婚してください」なんて言えますか?
それとも、あなたはまだ会ったことのない異性を虜にするような(他の人にはない)決定的な魅力をSNS上で広く振りまいているのですか?
 
彼があなたを愛しているなんてことは100%あり得ないし、仮に結婚したとしても一緒に暮らすつもりはないでしょう。
あなたをうまいこと言いくるめて就労ビザを手に入れて、それが切れたら不法就労で働けばいい。いったん入国してしまえばこちらのものだ。ぐらいに考えているのでしょう。
目的はカネです。日本で仕事が見つかったらラッキーだし、見つからなくてもあなたに寄生して暮らせばいい、と考えているのです。
 
パキスタンを旅行した女性の多くは、出会って5秒後に「結婚しよう」とマジ顔で言いつのってくる男たちに辟易するそうです。僕もその手の話はよく耳にしました。
彼らは「あわよくば」を狙っている。「ダメもと」なんだから毎日何十人に同じことを言い続けても平気でいられるのです。
 
もちろんパキスタン人男性全員がそうではありません。気のいい親切な男たちの方が圧倒的に多い。でも残念ながら、「あわよくば」な男たちが少なからずいるのも事実です。
あなたの彼の場合、獲物の狩り場がSNSだったのでしょう。ネットを徘徊しながら、あなたのようなカモが現れるのをじっと待っていたのです。
 
同性愛の傾向や性病を心配されているようですが、そんなのは実にどうでもいいことなのです。
そのような些末なことをさも重大事だと思い悩んでいるフリをしているのは、実はあなたが心の底では「この結婚話はうさんくさい」と感じつつも、そこから目をそらそうとしているからです。どうでもいい些細なことに注意を向けることで、本当に大事なことから目をそむけているのです。そうやって自分で自分を騙しているのです。
 
彼はあなたのことを愛していない。
それはあなたも気づいていますね?
でも、その事実を直視したくはない。
だからわざわざ僕にメールをよこしたのです。
 
あなたは自分以外の誰かに「そのパキスタン人はろくでもない詐欺師だから、すっぱり縁を切りなさい」と言って欲しかったのです。優柔不断なあなたに代わって、誰かに決断を下して欲しかったのです。その役目がなぜ僕に与えられたのかはよくわかりませんが。
 
というわけで、結論はすでに出ているように僕には思えます。
しかし実際に決めるのはあなたです。
あなたの人生に責任をとれるのは、他の誰でもなく、あなただけなのです。
あなたとお子さんの未来を考えて、最善の決断を下してください。