インドの街を歩くと、様々な動物たちに遭遇する。

 その代表格が「野良牛」だ。街角をフラフラと歩きながら、道ばたに落ちている残飯を漁っている牛のことだが、実はちゃんと飼い主がいて、夜になると家に戻ってミルクを搾られている。牧草の代わりに家庭から出る生ゴミを主食にしている飼牛、というのがいわゆる「野良牛」の実態なのだ。

 

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 この「野良牛」たちは、市場に並べられている商品を勝手に食べてしまうので、市場で商売をしている人たちにとっては大変な厄介者なのだが、中には売り物のバナナを牛にあげている心優しい人もいる。牛はヒンドゥー教では神様の乗り物とされているので、大切にすれば功徳を積めるのだ。

 

india20-54306インドの街角で寂しげな目をした野良犬を見かけた。インド人は野良犬を特にかわいがったりはしないが、邪険にもしない。ただそこにいるものとして、存在を許容している。

 

india20-76332市場の片隅で、5匹の野良犬が身を寄せ合って眠っていた。振り返れば、そこに野良犬がいる。それを見て何となく切ない気持ちになる。それがインドという国だ。

 

india20-46679気持ちよさそうにひなたぼっこしているインドの猫。ヒンドゥー教徒に嫌われている猫は、インドでは見かけることの少ない動物だが、ムスリムの街や漁村にはいる。やっぱり猫のいる風景って平和だな。

 

india20-42655野良動物大国インドでは、飼い犬も少ないが、飼い猫はもっと少ない。この猫ちゃんは珍しく飼われているようだが、外に出たそうな顔をしていますね。

 

india20-01543東南アジアと違って、インドの町や村で鶏を見かけることは少ない。鶏肉はインドでもっとも食べられている肉だが、ほとんどがブロイラーで、農村で鶏を平飼いにする習慣があまりないのだ。インドの農村では、コケコッコーの泣き声と共に朝を迎えるのではなく、ンモォーという牛の声で目覚めるのだ。

 

india20-79504インドではサルをよく見かけるが、中でもハヌマンラングールは人間をあまり警戒しないようで、人の生活圏の中に普通にいてびっくりする。子供が母親に抱きついている様子なんて人間にそっくりだ。

 

india20-68047インドの田舎を旅していると、昔話のような光景に出会うことがある。白いヒゲの老人が、山羊の群れを連れて村を歩いていた。インドも急速に変わりつつあるが、変わらない光景もまだまだある。

 

india20-101046インドの暮らしは動物と共にある。パンジャブ州の農村で出会った山羊は、シク教徒の老人と一緒に家族みたいな顔で座っていて、朝食のチャパティの残りをむしゃむしゃと食べていた。きっと孫みたいなものなんだろうな。

 

india20-68503リスもインドでよく見かける動物だが、小さくて動きが素早いので、撮るのが難しい。このリスは海を望む堤防の上でじっとしていた。まさか海を眺めていたわけじゃないと思うけど。