ジャフナの海岸線沿いにある小さな漁村に、エビの加工工場があった。 　捕れたばかりの灰色のエビは、ドラム缶の中で茹でられると、鮮やかな朱色に変化する。 　茹で上げられたエビは、女達の手で頭を取られ、塩漬けにされて、出荷されていく。もしかしたら、日本にも輸出されているのかもしれない。日本は世界一のエビ消費国だから。