太い丸太を担いだ男が、森の方から歩いてきた。
彼がすぐそばまで来たときに、彼の左足が義足であることに気が付いた。地雷を踏んだのかもしれないし、事故に遭ったのかもしれない。
しかし彼の歩みは、そのことをまったく感じさせないほど自然だった。男はそのままゆっくりと畑を横切って、町の方へと消えていった。
Cambodia ( 2005/12)