Tangail , Bangladesh ( 2004/3)
バングラデシュの農村にある小学校を訪ねたとき、一人の少女が校庭で摘んだばかりの白い花を僕にプレゼントしてくれた。
男の子みたいにさっぱりした髪型をしていたけれど、とてもキュートな表情の少女だった。
彼女がくれた花は、その後すぐにしおれてしまった。
だけど、花のみずみずしさの記憶と、少女の柔らかな微笑みは、いつまでも僕の心の中にとどまり続けた。