09.ご機嫌な少女(ネパール)
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 雨季を間近に控えた畑では、日の出から日没まで農作業が続いていた。乾いて石のように硬くなった土を水牛の力で耕し、肥料を与えて地力を回復させ、そこにトウモロコシなどの種を蒔いていく。
 そんな畑の中を楽しそうに歩く少女に出会った。学校の帰り道なのだろう。僕がカメラを向けると照れ臭そうにはにかんだ。