19.薪を取りに行く女達(ネパール)
空っぽの籠を背負って歩く女達に出会った。森に薪を取りに行く途中だという。雨季になると枯れていた川に水が流れ、道があちこちで寸断されて身動きが取れなくなるので、そうならない乾季のうちにたくさんの薪を確保しておく必要があるのだそうだ。
それにしてもネパール人の足腰の強さとバランス感覚の良さには感心してしまう。急な山道を上ったり降りたりしているのに、彼女達のペースは少しも乱れないのだ。村から森まで1時間歩き続け、籠に薪を満載してから村に引き返すのである。大変な重労働だ。