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ミャンマー人はとにかく親切である。道に迷っていたらすぐに教えてくれるし、バス停まで20分の道のりを一緒に歩いてくれる。ただし、彼らはもし道を知らなくても、絶対に「知らない」とは言わないので注意が必要だ。
「近くで祭りをやっている」という情報をあてにして自転車を走らせたときも、祭りは全然「近く」なかった。年に一度のパゴダ祭りにたどり着いたのは一時間後。炎天下、へとへとになってしまった。
祭りの会場には、気持ちよさそうに水浴びをしている女性がいた。金だらいにたっぷり水を汲んで、頭からかぶる。 「僕にも一杯浴びさせてくれないか?」
冗談交じりに身振りでそう伝えると、「どうぞ、どうぞ」とばかりにたらい一杯の水をかけようとするので、慌てて逃げ出した。それを見た周りの女達は、一斉に笑い声をあげた。 |
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