バラナシ撮影ツアー2020・ベストショット

バラナシ撮影ツアー2020に参加された方の専用ページです。

皆さんが撮った作品とコメント、ツアーの感想を掲載しています。

次のページには僕が今年バラナシで撮った作品をまとめて紹介しています。参考になさってください。

 

 

髙橋佳子さん

 

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1.「おひるね」 玄関もなく、通りからひょいっと覗くと造作に置かれたベッド。お昼寝から目が覚めたのかすくっと起き上がり怪訝な顔で見つめる表情がかわいらしかったです。縦横比率を修正して、明暗差を利用して、被写体の表情をフォーカスしたいなとレタッチしました。
 
 
2-_DSA28382.「じぃじ」 村の片隅でお爺さんと過ごす男の子。お爺さんの顔を見つめて何か訴えているようですね。お爺さんが男の子を愛情たっぷりな眼差しで覗き込んでいる様子が想像出来ました。彩度を落として、男の子の表情にフォーカスしました。お爺さんの洋服が優しく包み込んでいるような雰囲気にしたかったです。
 
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3.「やった!」 村の小学校で制服を着ていない小さい男の子。きっと誰かの弟さんなのかな?他の小学生よりも無邪気な様子でレンズを向けると好奇心たっぷり嬉しそう。表情豊かな男の子ですが、手からも楽しさが伝わってくるようです。
 
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4. 「はにかみ」 3.と同じクラスにいた少女。教室に入った途端、私の目に入ってきた彼女は恥ずかしがりやなのかな?鉛筆を持ったりして、照れ隠しをしていました。窓から差し込む強い光が彼女の印象的な強い目を強調しています。視線がカメラマンへいってしまいレンズに合っていないのが残念です。
 
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5. 「村の働き者」 農村で出会った働きものの彼女はひたむきに藁を運んでいました。重労働でも、綺麗な洋服でおしゃれしている彼女の笑顔はとても印象的でした。黄色い洋服が映えるように全体の露光量を調節しました。
 
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6. 「スマイル」 道端でお友達とおしゃべりを楽しんでいた彼女は、何をそんなに楽しそうに話しているんだろう?と気になってレンズを向けるとこのスマイルをくれました。日本でのインドでの女子はおしゃべりが一番の楽しみですよね。
 
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7. 「一息」 木陰で一休みする青年。手前の木の葉を前ボケに使って、構図に変化を持たせてみました。青年のシャツの色とのバランスがどうかな・・・と思いますが、すてきな表情を頂けたので、セレクトしました。
 
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8. 「いつもの4人」 バイクって何人まで乗れるんだっけ?インドでは日本の常識が通用しない?!そんな細かいことは、遊び盛りの4人には関係ないのかな?4人の距離感にフォーカスして楽しそうな様子にしたかったので、トリミングして周辺情報を整理しました。
 

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9. 「スピーカー修理」 村の片隅でもくもくと作業している修理屋さんの男性。カメラを向けてももくもくと作業をしている姿が素敵でした。作業している様子が伝わることを目的に余計な情報はカットすべくトリミングしました。
 

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10. 「午後の週間」 おじいさんは毎日15時になるとここで新聞を読むことにしている。いつからなのか、どうしてなのかは誰にもわからないけど、今日もここでこうして新聞を読んでいてほしいです。
先生のアドバイスにあったように右側の影の空間をトリミングでカットして左右対称の構図に絞ってみました。色も村の空気感(私が感じた)に近づけてみました。
 
 
 
≪ツアーの感想≫
新コロの心配もあり前日まで出発を悩んだ末の参加でしたが、今思うと無事に行けたことに奇跡を感じます。
参加者の皆さんとの素敵な出会いはもちろん、インドで出会った人々に感謝しています。
 
撮影はというと、今回は2回目だったので、前回よりも気持ちの余裕が持てたような気がします。
そして、今年はポートレートをメインテーマとしましたが、距離感、コミュニケーション、表情、構図に意図をもって撮りたいなと挑みましたが、やはり雰囲気にのまれてしまい、焦ってしまう場面があり残念。
もっともっと経験を積みたいなと思いました。
特にコロコロと表情が変わる子供を撮っていると時間も忘れるくらい楽しかったです。子供の心を掴んで笑顔を引き出す作戦を練って次回につなげたいと思います。
三井先生を始め、美樹さんや参加者の皆さんには大変お世話になりました。
またご一緒できる日を楽しみにしています。
 
 
【三井から】

高橋さんの一瞬の表情を切り取る技術の素晴らしさは、去年よりもさらに磨きがかかっていると感じます。ご本人も自覚しているように、気持ちに余裕があって、落ち着いて自分のタイミングに引き込むことができているのだと思います。

特に5と6の若い女性のハツラツとした表情を捉えた写真は、見るものを惹きつけます。

少し残念なのは、写真の後処理です。現像技術によって、もっとインパクトの強いポートレートにできるはずなのです。例えば2や4の子供の写真は、被写体の顔にあまり良い光が当たっていないから、それをRAW現像でより印象的に見せる方法があります。

試しに、高橋さんのデータを元に、僕がレタッチをくわえた写真を載せておきます。

 

5-_DSA3188

8-_DSA2670

どうでしょうか?

はっきりとした違いがわかると思います。もちろん撮影時に光を意識することはもっとも大事ですが、現像&レタッチの段階でもどのような光を表現したいのかを意識することが必要です。

そうすれば作品のクオリティーはさらに高まることでしょう。

 
 

岩田映子さん(ガンチャン)

 

ガンガーDSC00523_edited

 

DSC01534_edited先生かな

 

すDSC01520_edited可愛い二人で

 

お爺さんDSC01303_edited自転車の

 

女の子DSC01532_edited緑の

 

saduDSC00548_edited

 

少女DSC01189_edited脱穀

 

DSC01276_editedくさかつぎメガネの女性お爺さんDSC00536_edited胸ひげDSC00265_edited

 

今回の旅で印象的だったのがインドのお爺さんは日本の老人とは違って最後まで男なんだということです。
白い胸ひげや短く揃えたひげや風に吹かれる白髪が何とも眩しかったです。これからも撮っていきたいなあと思います。

 

【三井から】

ガンチャンは10枚以上送ってこられていたので、僕の方で10枚をセレクトしました。

一番最後の路地裏にたたずむサドゥーはドキッとしますね。暗がりの光の質感がミステリアスな雰囲気をプラスしています。これもまたインドの一側面だなと感じる良いポートレートですね。

その他に印象的だったのは、メガネをかけた男性の柔和な表情と、少女の顔アップ写真に写り込んだ瞳の輝きですね。どちらも被写体との距離の近さを感じます。しっかりと寄って、コミュニケーションを取りながら撮るという人物写真の基本がよくできてます。

ただ、ご本人も自覚しているように、写真はJPEGの撮って出しで、カラーがあらかじめ設定されたクリエイティブスタイルのままなんですね。それが上手くいっている場面(屋内のポートレート)はいいんだけど、屋外の日向の写真は濁った色彩になってしまっています。

これからは自分好みの色に変える工夫にもトライしてみてください。さらに写真の世界が広がるはずです。

 
 

岩田晶子さん

 

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今回で3回目となりましたが、毎回毎回出会うものに心を動かされます。

リピートしてこそ 見えなかったものが見えてくるような気がします。

ただ自分の写真にとってはいつも後悔が多く、

あの時 もう少し待てばよかったとか

あの時 アングルをもっと変えればよかったとか

あの時 レンズを変えればよかったとか・・

まだまだ落ち着いて撮れていないと思いました。

三井先生の言葉は毎回自分にとって、とても勉強になり、教えてくださる事に脳裏に焼き付けたいと思う事ばかり、それを実践していこうと、いえ実践していけたらいいなと 強く思います。

アットホームな雰囲気で楽しく過ごすこともでき、三井先生ならではの撮影ツアー

心より感謝いたします。

精進いたします。

 
 

【三井から】

岩田さんの写真からは「狙い」を強く感じます。もう三回目なので見たままのストレートな写真ではなく、自分なりの意図を持って構図を作っている。なるほどなぁ、こんな場面をこんな風に切り取るのか、と感心させられます。

しかしただ単に自分の狙いだけを切り取ろうとしているのではなくて、そこに起きる偶然の要素、ハプニングも巧みに取り入れています。それがオレンジ色の衣装を着たバラモンの子供たちの中の一人が長髪をたなびかせている場面や、若者がものすごい顔で何かを叫んでいる場面(なんでしょうね、これは)などに現れています。
インドってただ街を歩いているだけで、いろんなハプニングが起きる。それを写真に生かすためには、普段から注意深くカメラの眼となって歩く必要があります。これからも様々な驚きの場面を撮影してくださいね。期待しています。
 
 
 
 
 

吉村眞佐子さん

 
牛糞コネコネ
8、牛糞コネコネ
  手でこねている牛糞にはたくさんお細かい虫が飛んでいます。彼らにしてみたら牛糞は
  大切な燃料です
 

靴修理の親父

9、靴修理のおやじ
  周りのバナナな売りのお兄ちゃんも少し意識しているところが可愛い
 
ピンクのサリーが素敵
7、ピンクのサリーが素敵
  牛糞を乾燥させ燃料に。これこそエコです。おばちゃんのピンクのサリーが素敵でした
 
 
壁とマゼンタのサリーがはえる
10、壁とマゼンタのサリーがはえる
  壁のBLUEとピンクのサリーがとても綺麗でした。おばちゃん真剣にスナック食べてました
 
遠くでパシリ
6、遠くでパシリ
 今回50−200mの望遠を買って初めてそのレンズを使用ってみました
  彼女なかなか写真撮らせてくれず大変でしたが望遠の力を借りて遠くからパシリ
 
 

ミキさん素敵

5、ミキさん素敵
 本当に素敵、可愛いです
 

ハイチーズ

4 ハイチーズ、
 お母さんと娘なのか仲の良さそうな幸せそうな親子に見えました
 
おやじの日常
3、村に行った時にオヤジは何の店をしているのかわかりませんが、いつもこのように
 ここで毎日新聞を読んで日常がここから始まるのか。と想像してしまします。
 
傘のおっちゃん
2、傘やのおっちゃん
 ちょうど大きなパラソルを持って移動しようとしていた、おっちゃんに遭遇
 
こんな生き方アリ
1、こんな生き方あり
 少し坂のあるところでオヤジが何気に寄り掛かり自分の全荷物を持って寝ているところが面白かった。
 
 
初めてのインド・バラナシ写真ツァーに参加させていただきました。コロナの影響で入国が危ぶまれましたが参加出来
写真好きが一緒になり三井さんと合宿的な雰囲気もとても楽しかったです。三井さんは惜しげもなく写真について色
々と説明もしてくださり中身の濃い5日間でした。バラナシ郊外での写真撮影も普段私たちが見る事の出来ない村の
様子を覗きながら写真撮影と村人との会話も出来て少し郊外に行っただけでも人がこんなに優しくて違うのかと驚きました。
郊外の写真撮影とても楽しく良かったです。たくさん学ばせていただき充実した写真ツァーありがとうございました。
 
 
【三井から】

吉村さんの写真はとてもカラフルですね。インドがいかに色に溢れているのかということが良く伝わる作品です。

特に傘を持っている男の姿がとてもいい。それから6の麦畑を背景にした女性の横顔も素敵です。日常の何気ない場面に人目を引くいろと光があることを改めて感じる写真でした。

是非これからもっとディープなインドに浸かって、日常のカラーを撮ってくださいね。

 

 
 

ナオミ・キャンベルさん

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『奇跡』
最後の最後にそれっぽいのが撮れた奇跡の一枚。 雑だけど。
 
image6
『❤️』
普通にタイプだった
 
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『プライド』
俺の作るチャイ?うまいぞ。知らんけど。
 
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『柔らかい』
砂が柔らかくてあたたかい。
 
image3
『いやぁ〜〜‼︎』
普通は「笑って〜」て写真撮るもんだけど、「どりゃぁぁぁぁ」と言いながら追いかけたら逃げたのが面白くって。
 
 
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『風を含む』
機械を使わなくったって、小さなゴミや虫は風が飛ばすし、お米に風の肌触りがあたって美味しくなる。
 
image1 『ずっとここで』
ずっとここにいるのかどうかわからないけれど、今は、ずっとここで2人、仲ええなぁ〜と。 いい雰囲気の2人でした。
 
 

まさか

「…。」

「カメラがねぇ〜…」

「とにかくいいカメラ買ってください」

しか言われないオチ…。

インドでこのカメラ、断捨離しよかな。と…。

インドは、バラナシは 1度だけで満足する町ではないね。

恐怖が襲ってきて、どうしようかと思ったけど、理解&静寂のあと、ギャグだな。と心境の変化でした。

【三井から】

「とにかくいいカメラ買ってください」としか言わなかったわけじゃありませんよ(笑)。でも他の参加者の方の作品と比べても、クオリティーの差は歴然としています。せっかく遠くインドまで足を伸ばしたのだから、やっぱりより美しい写真を残したいですよね。だからまぁ「良いカメラ買ってくださいよ」ほんとに。

でもナオミさんは不慣れな断捨離カメラでも頑張っていい場面を撮ろうとしていたし、その努力の跡は間違いなくこの写真から伝わってきます。「奇跡」という写真からも、斜めから射し込む光を感じて、それを写し取ろうとしている。何となく、ではなくて、しっかりと意図を持って撮ろうとしています。

ナオミさんは異文化コミュニケーションが得意で、人の懐に入っていくのが上手いんだから、それを生かして近い距離で、あっと驚くような写真を撮ってほしい。良いカメラに買い換えて、それを使いこなせるようになったら、できると思います。

 
 

永口よう子さん

 

04_MG_8916a

 

05_MG_9014a

 

06_MG_0882

 

08_MG_0234

 

17_MG_233721_MG_9551a

 

36_MG_1517

 

44_MG_0450

 

46_MG_0381

 

52_MG_1575
 
 

【三井から】

永口さんは多数送ってきてくれましたが、その中から10枚を僕がセレクトしました。

広角でしっかりと寄れている写真に、良いものが多いですね。それに対して、望遠で狙っている2枚目(ガンガーで洗濯)や4枚目(祈りの男)などは、この構図がベストだったのか、もっと良い被写体の配置があったのではないか、と考えてみてください。

それから、永口さんの写真はどれも「絞りすぎている」ことが気になります。だいたいどれもF8からF16で撮っている。だからISOが高めだし、必要のない背景の描写がうるさくなっています。

普通の人物スナップであれば、絞り開放で構いません。そして背景の描写が重要である場面では、適宜F値を大きくして撮りましょう。それでもF16まで絞る必要はほとんどないでしょう。

次ページの僕の作品を参考にしてください。多くの写真の背景がボケていますが、だからこそ被写体が浮かび上がって立体的に見えている。その効果がよくわかると思います。

 
 
 

安田美加代さん

 
IMG_2586アルミ容器を作る作業場で働く人たち
 
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寄り添い
 
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祈り
 
IMG_1205
祈り
 
IMG_1332
村の子驚きと好奇心
 
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働く女性たち
 
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若い母と幼な子
 
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洗い物をする女性
 
IMG_2199 (2)
産後、間もない若い母
 
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牛糞を干す女性
 
 

ガンジス河のすぐ傍のホテルに滞在して、日の出から日没までをどっぷりとバラナシに浸ることは念願でした。

人で溢れかえる喧騒の市街地を何度も行き交い、また人と自然とがゆったりと暮らす村を訪れたりと、インドの人々に紛れて、圧倒されたり愉快だったり警戒したり、安らいだり伸びやかな気持ちになったりと、こんなに何色にも心のゆれる思いをさせられるのは、この国なのだからでしょうかー

先生の写真を撮る姿が見られたことはとてもラッキーなことでした。そして皆様と夢中になって写真を撮った4日間。とても有意義で楽しい行程でした。ありがとうございました。

私の写真を撮る行為は構図を考えて意図的に撮ることなど到底できなくて、相変わらず、見たまま、目に映ったままを写していました。

ですので、最後先生の撮った写真を見たときは衝撃でした!

技術云々は別としても、「まず見た時」の感じ方が違うのですね。場面のとらえかた。

そう考えると、私はいつも単体でそのものを見ていて、そこにしかスポットが当たっていないのがわかりました。これからは視野を広げて焦点が引き立つような撮り方を意識していこうと思っています。

写真とまじめに向き合って気づいたことがもう一つあります。それは視野に入ったその場面の出来上がりをあとで見てみると、驚いたことにあの時自分の眼に映って見えていたものとは違う情感で写っていることでした。

人物の被写体が多かったのですが、私の眼よりも深く、意図しない表情がくっきりと情緒的に映し出されていることに驚きました。

昔の人が写真は魂を抜かれるとか(笑)いってましたが、大袈裟ですが魂が写し出されてるように思えました。

今回、撮影というとてもいい機会をいただいたのでカメラの性能にも関心をもっていきたいと思います。

 

 

【三井から】

安田さんの写真はすべてiPhoneで撮られたものですが、晴天の屋外であれば一眼カメラと変わらないほどの高いクオリティーが得られることがよくわかります。そりゃコンデジの出番がなくなるわけだ。

少し気になるのは、ほとんどの写真が縦で撮られていること。それも縦位置である必然性があまり感じられない写真が多いことです。安田さんもご自分で書いているように「見たままをそのまま撮っている」からこうなるのだと思います。スマホって縦に持つのが普通だから、縦で撮っている。

でも、人間の視界は横に広がっているものですし、それを縦で撮るのだから「あえて縦で撮った」という理由が求められるのです。何も考えずにただ目の前のシーンを撮るというのでは、人の心に響く写真にはなりません。構図を工夫し、被写体の配置をよく考えて、この距離感で、この画角で、この光で撮るのがベストなのか、常に自分に問いかけながら撮影してみてください。

そういう意味では、スマホはあまりにも簡単に撮れてしまうので、写真の上達には不向きなのかもしれません。やはりある程度質の高いカメラを買って、自分のこだわりを写真に込めていくというクセをつけるというのが、いい写真への近道だと思います。