自然な笑顔を撮るのはいつだって難しいことだけど、ミャンマーでは比較的簡単かもしれない。この国には笑顔が溢れているからだ。
幸せだから笑うのか、笑っていれば幸せになるのか。本当のところはよく分からないけど、日々を笑顔で過ごしている人が、その笑顔の力でたくさんの幸せを引き寄せているのは間違いないと思う。
稲の収穫を行うおばさんが、手を休めて微笑んでくれた。ミャンマー女性は働き者だ。農作業の多くは女たちの手に頼っている。
西部ラカイン州で収穫したお米の脱穀作業を行う女性。
織物の村で糸を紡いでいた老婆が、仕事の手を休めて微笑む。かつての日本人を思わせるような、どこか懐かしい表情だった。
ため池の水を汲みにきた若い女性。長年使っているのだろう。相当に年季の入ったアルミの水瓶を大事そうに抱えていた。
顔中にタナカを塗った子供。天然の日焼け止め兼化粧品であるタナカは、ミャンマーの子供と女性たちとって欠かせない日用品だ。
ミャンマーの田舎の小学校で出会った子供たちが、見慣れない外国人に屈託のない笑顔を向けてくれた。それぞれが個性的な表情を見せてくれた。
村ですれ違った女の子が屈託のない笑顔を向けてくれた。顔にたっぷり塗られたタナカが魅力を引き立てていた。