最近、新しいiMacを購入しました。デスクトップ機を置くのは実に8年ぶり。24インチの画面のデカさと、あり得ないほどの薄さに驚いています。やっぱり広い画面で作業するのは気持ちいいですね。
 新しいiMacは美しいディスプレイと高音質のスピーカーとマイクを搭載した、「リモートワーク専用機」とも言える優れたパソコンですが、M1チップの威力は期待したほどではないという印象。もっと爆速なのかと思ったけど、LightroomもLuminarもそこそこ速いという程度。メモリが8GBのモデルを買っちゃったのが悪かったかなぁ、16GBにしておけばよかったかなぁと後悔しても、もう遅い(iMacはあとからメモリの増設ができないらしいです)。
 しかし6月8日に公開されたLightroom Classicの最新アップデート(v10.3)をインストールしてみると、驚くほど速く動作するようになったのでした。閲覧、現像、書き出しのレスポンスが体感でも2倍以上の速さ! 最新のLightroomはM1チップ搭載Macにネイティブ対応したことで、iMacのポテンシャルが100%発揮されたようです。M1チップ搭載のMacBookAir,MacBookProでも同じ効果があるようなので、当該機種をお持ちの方は今すぐアップデートしましょうね。

 メイン機が新しくなったので、心機一転、過去の写真を「発掘」する作業を行っています。まだ現像もしていない、したがってどこにも発表していない写真がたくさん出てきました。過去のインドから届いた笑顔のメッセージをご覧ください。

 

india18-12128インド南部の都市チェンナイで出会った少女。学校の宿題をやっているのだろう。家の外の地べたに座り込んで鉛筆を削っていた。

 

india19-73123インド北西部ラジャスタン州に住む遊牧の民ラバリ族の男。赤いターバンと白い服という民族衣装に身を包み、山羊を連れて乾いた草原に向かう。この人とは毎年のようにすれ違い、そのたびにカメラを向けているのだが、いつも素敵な笑顔を向けてくれる。

 

india18-08607-2インド南東部オリッサ州の山村で出会った女性。左手に持っているのはニームという薬効成分のある木の枝で、彼女はこれで毎朝歯磨きを行う。市販の歯磨き粉を使わなくてもキレイな白い歯を維持しているのは、ニームのおかげなのだ。

 

india18-03523インド南東部オリッサ州の山村で出会った子供たち。アディヴァシと呼ばれる先住民の村を訪れると、見慣れない外国人に好奇の眼差しを向ける女の子たちに囲まれた。着ている服も家の壁も、インドらしい鮮やかな色づかいだ。

 

india18-05950インド南東部オリッサ州の村で出会った少女の笑顔。好奇心いっぱいの瞳を向けてくれた。

 

 

今日の働き者

 

india18-25000インドの街でチャイのデリバリーを行う男。ウーバーイーツが生まれるずっと前から、電話一本でチャイを配達していた。旧市街の商店街では、人々は「チャイの冷めない距離」に集まって住んでいるようだ。

 

india18-14974インド南部の都市チェンナイで、子供用の遊具の修理を行う職人。ミニ遊園地にある回転木馬の象バージョンをカラフルなペンキで塗り直している。きっとショッキングピンクなゾウさんが出来上がるのだろう。

 

india18-11541インド南部アンドラプラデシュ州で、色とりどりの花を糸で繋げて花飾りを作っている職人。花飾りは宗教儀式やお祝い事に欠かせないものだ。職人の男もなかなかの渋イケメンだった。

 

india18-33598インド中部マハラシュトラ州の染色工場で働く男。煮立てた染料によって室内は蒸し風呂状態なので、上半身裸で仕事をしていた。糸を固く絞る作業は上半身の力が必要なので、立派な腕っ節をしている。仕事が肉体を作るのだ。

 

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インド南部カルナータカ州で田植えの準備をする女性。育てた苗をまとめて、田んぼに植え込んでいく。よく日焼けした顔に、農民の誇りが表れていた。