オンライン旅トーク<シーズン2>の第8回目は10月25日(日)に開催します。今回お話しするのは2010年に行った「リキシャで日本一周の旅」についてです。
第8回「リキシャで日本一周の旅」
バングラデシュ製の人力三輪タクシー『リキシャ』を漕いで日本を一周しよう、という本邦初の試みは、2010年3月1日にスタートし、2010年10月3日にゴールしました。本体重量が100kgもあるリキシャを漕ぎ、日本各地で出会った人々を乗客として運びながら、5ヶ月に及ぶ長い旅を行いました。
徳島県をスタートして3日目には、「やらなきゃよかった」と激しく後悔したことをよく覚えています。リキシャというのはバングラデシュのように平坦な国で乗るために作られたもの。日本のように起伏が激しく、山道が続く土地には向いていないのです。ちょっとした登り坂でもリキシャを降りて歩いて引っ張らなければいけない。こりゃとんでもないことを始めてしまったぞ、と思ったわけです。
体力的にきつい旅を支えてくれたのは、旅先で出会った多くの笑顔でした。四国ではたくさんの柑橘類をもらったし、沖縄では黒糖をいただき、旅の疲れを癒やしながら前に進んだのでした。
特に面白かったのが離島でした。喜界島、徳之島、粟国島、硫黄島、種子島などなど。時間の流れ方が本土とはまったく違う離島の人々の真心に触れ、日本という国の多様性を知ることができたのです。
「もう一度やる?」と聞かれたら、「無理!」と即答しちゃうけど、あのときの自分にしかできない旅をやり抜いたという自信は、今の自分を根っこから支えている気がします。
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【講演の内容】
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・「ご縁」をつなぐ「5円」タクシー。語呂合わせから始まった旅路。
・リキシャというド派手な乗り物を本場バングラデシュで作ってもらう。
・初めてのお客は徳島県の大根おばあちゃん。
・キャッチフレーズのない島でもいいじゃない。喜界島のサトウキビ畑。
・神様のお告げがあった徳之島でノロ(祝女)に出会う。
・この世とあの世との境目。粟国島の独特なお墓。
・硫黄ブームが去ったあとの極楽露天風呂。硫黄島で伊勢エビを釣る。
・リキシャは箱根の山を越える。歩きながら考えていたこと。
・最大のトラブルは北海道で起きた。突然襲ってきた幸福感の理由。
・質問コーナー(みなさんからの疑問・質問に徹底的に答えます)
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【日時】
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・10月25日(日) 14:00開始 15:30まで
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【参加方法】
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・視聴にはオンラインビデオサービス「Zoom」を使用します。事前にアプリをインストールしておけば、パソコンでもスマホでもご覧いただけます。
・チケット購入者にはZoomでの視聴に必要な「ミーティングID」と「パスワード」をメールでお知らせします。
・開演30分前からZoomミーティングに入室できますので、IDとパスワードを入力してご視聴ください。
・講演の最後に質疑応答の時間を設けますので、Zoomのチャット機能を使って聞きたいことを入力してください。
・チケットの性質上、キャンセルによる返金はできません。あらかじめご了承ください。
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【全11回のトークすべてが視聴可能なシーズンパスについて】
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・このトークシリーズは、1時間20分程度の講演を毎週2回、全11回開催する予定です。基本的には「水曜日の20時」と「日曜日の14時」の予定です。参加費は各回500円です。
・シーズンパス(3900円)を購入された方は、全11回の講演すべてにご参加いただけます。
・さらにシーズンパス購入者には、これまでのトークすべてを高画質の動画でいつでもご覧いただけるアーカイブページへのアクセス権を差し上げます。アーカイブページは毎週、オンライン旅トークの終了後に更新されます。
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【シーズン1のアーカイブ視聴もまだ間に合います!】
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9月に終了した「オンライン旅トーク・シーズン1」を見逃した方も、まだ間に合います。
今からでもシーズンパスを購入すれば、全11回のトークのアーカイブ動画をいつでも視聴できます。
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【講師プロフィール】
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三井 昌志(みつい まさし)
写真家。1974年、京都市生まれ。アジアの辺境をバイクで旅しながら「笑顔」と「働く人」をテーマに写真を撮り続けている。2020年には8度目のインド一周バイク旅を敢行。出版した著作は「渋イケメンの旅」(雷鳥社)など10冊。日経ナショナルジオグラフィック写真賞2018グランプリ受賞。
公式サイト「たびそら」 http://tabisora.com/