先日行われた帰国報告会に参加してくださった皆さんから寄せられた感想です。
僕はいま20代後半で、たびそらを10年以上前から拝見しています。
初めて三井さんの写真を見たときの衝撃が忘れられず、自分も学生時代はむさぼるように一人旅をしていました。
アジアの人たちの温かい笑顔や、懸命に働く姿(ときには怠けていますが)を目の当たりにして、いつも心が洗われる思いです。
自分の抱えている悩みがなんてちっぽけなものなんだろうと思います。
今回、初めて報告会に参加させていただき、三井さんがなぜこんなにも魅力的な写真が撮れるのかが少し分かった気がします。
特に、バングラのゴミの街でのおじいさんの話を聞いて、被写体に対して、誠実に向き合っている姿に感銘を受けました。
自分もいま会社勤めをしながらカメラの勉強をしています。
写真活動がどのような方向に進むのか、まだ模索中ですが、いつか三井さんの1/10でも、世間にアジアの魅力が伝えられるようになりたいと思っています。(山田さん)
昨日の報告会はあっと言う間の2時間半でした。
たくさんのお話を聞いて、生きていくということは本当にシンプルな事なんだと何度も何度も感じました。
スラムの歩き方のお話で出た「堂々としている事」や「素晴らしいチャンスがやってきたときこそ落ち着く事」「常にセンサーを張っている」等各国で三井さんが感じられたお話は働くこと、生きていく事の大切な要素に全てつながっているなと感じました。
また私自身は写真を撮られると言うことがとても苦手で、知らない外国人にこんな風な笑顔や自然な姿をみせることが出来るのか?、彼らにとって手元に残らない写真を撮られる事とはどういう事なんだろうと思いました。
バングラディシュでの右手の動かない男性との話がとても印象的でした。
観念的なことだと思いますが、真摯に人と向き合うと言う事。大切な事だと思います
最近の仕事では売れる笑顔や格好いい顔に関わることがとても多いです。(物販)
笑顔のプロの彼らより、ミャンマーの清らかな笑顔の人やバングラディシュで働く男の人たちのかっこうよさが深く心に残るのはすてきなことだと思います。
生きる姿がかっこいいと言うのは本当に素晴らしい事すね。(ワタナベさん)
今日の報告会、初めての参加でしたがたいへん興味深く聞かせていただきました。
一人で旅することへのこだわりや、バングラデシュの男たちの
「かっこいいことに気づいていないかっこよさ」への憧れのような気持ち、
虹の写真のエピソードなど、ステキでした。
きくと写真の見え方がまた違ったものになりました。
10年ほど前でしょうか、東京にいたころ、書店で「アジアの瞳」を見かけたのを覚えています。
私も写真(自然や風景ですが)をやっていて、海外のフィールドに出たい思いを抱えていたので
同世代の方が本を出しているのを知って、悔しくも刺激になりました。
その後、私は2年ほどマレーシアのボルネオ島で仕事をしながら自然写真を撮ることに挑戦した
時期がありましたが、恥ずかしながら志半ばで帰国し、今は大阪で働いています。
以来家族の写真程度しかとっていませんが、今日あらためて、写真はいいな、旅はいいなと思いました。(上林さん)
今回初めて三井さんの帰国報告会に参加させていただきました。
特にミャンマーの子供達のキラキラした眼や、真っ白い歯を見せながら笑っている顔がとても印象的でした。
貧しい生活の中でも、あれほどの屈託のない笑顔を見せる子供達にとても感動しました!
昨年カンボジアに行ってきたのですが、カンボジアの子供達にすごく似てるような気がしました。
また、バングラデシュや東ティモールにしても同じアジアでも、日本とは全然違う生活空間にただただ驚きでした。
私は会社員なので長期間の旅はできないのですが、三井さんの話を聞いて、1日でも多く休みをとって、田舎の方にも行ってみたくなりました。
ミャンマー、インド、ネパール…まだまだ知らない国が多いです。
三井さんは写真家で現地の方の写真を撮りに行かれるのがメインだと思いますが、観光スポットに行ったりはされないのですか?
また、帰国報告会参加したいと思います。(岡野さん)
数々の素敵な写真、どれも時間があれば、もっとじっくり見ていたいと思うものばかりでした。
バングラデシュの写真は、今までも見せていただいたことがありましたが、電動リキシャは衝撃的でした。
バングラデシュの歴史の中で、一つの大きな転換点になるんでしょうね…
電動リキシャによって、バングラデシュの人々が何を得て、何を失うのかバングラデシュの人々の暮らしにどのような影響を及ぼすのか、興味があります。
それにしても、バングラデシュの「無駄にかっこいい男」、本当にかっこよかったです!
「無駄にかっこいい男」だけでなく、その他の写真も拝見して、人間の持つ力強さ・美しさを再認識するとともに、
自分の生き方を改めて考えさせられました。
私も「無駄にかっこいい女」目指して、頑張ろうと思います。(相当ハードルが高いですが…)
三井さんの旅の続きを、そしてまたお目にかかれる日を楽しみにしております。(大澤さん)
旅では私も観光客が行かないような街や路地を歩くことが好きでした。ふとした時に怖さもあるけど、心が踊りましたし、地元の人とわずかではありますがお話が出来ることで自分のもつイメージがどんどん組み直されていき、刺激的でした。
ほんの少しではありますが、世界の人々の色々な暮らしを自分の目で確かめ、確認したことが、今では自分の中で物事を考える時の一つの重要な視点となっております。
素晴らしいきっかけを与えてくださいまして、誠にありがとうございました。
講演では三井さんの何時間にも及ぶ旅のごく一部を共有させていただいた訳ですが、終盤で述べられていた三井さんと右手が不自由なバングラディシュ人とのお話が、自身の心にしまっていた答えのない思いを呼び起してくれました。私は貧しい人達の暮らしをみていく中で、自分は裕福な国に生まれて若いのにいろんな所を旅する事が出来るくらいお金も持っているし、そんな私がのんきに旅してていいのかとよくわからない思いがふとした瞬間に沸き上がり、自分は何をしているんだろうと思った事があります。
しかし、実際に現地の人と話してみると、貧しい事は確かではありますが、出会った人は気にしている様子ではなく(本当はどうかはわかりませんが)、いきいきとしている人達がいることがわかりました。そんな人たちがいるとわかったからどうだと言う訳ではありませんが、見に来てよかったとそんな出会いを通して少しずつ思えるようになっていきました。未だにはっきりした納得した答えなんか自分自身持ち合わせておりませんが、三井さんがバングラ人とのやり取りを経て得た思いを本日伺う事が出来て、自分の止まっていた思考の助けとなったような気がします。自分自身が穏やかな気持ちになれるのはまだまだ先の事かもしれませんが、またいろいろ出会っては考えて生きたいと思います。(高田さん)
ミャンマーの変わらない笑顔、東ティモールの困ったときはお互い様の気持ちよさ、バングラデシュの祝祭のパワーとリキシャのエネルギー革命、どの写真にも三井さんの素晴らしい感性とやさしさが溢れていて、あっという間の2時間半でした。
『この星のはたらきもの』に続く写真集の刊行を心待ちにしております。(石塚さん)
報告会では各国の現状、人間性など貴重な話を聞くことができ、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。今年のどこかのタイミングでミャンマーへ行こうと考えているので参考にさせて頂きます。以下、共感したこと、心に残ったことです。
旅にトラブルはつきもの。自分自身も一人旅が好きで、長期休暇を取ってはあちこち旅しています。旅中はだいだい1回や2回はトラブルに会います。しかし、こういうトラブルをあれこれ考えて乗り越えることで人間的に成長出来ると思っています。旅は人間の幅を広げるチャンスだと考えています。
人間を自然体で撮る。自分も写真が好きで、三井さんのように透明感のある笑顔の写真を撮りたいと思っています。(中井さん)
ミャンマーには僕も10年位前に行ったことがあり最近の経済発展に伴ってミャンマー人らしさが無くなってしまうのではなんて心配してましたが、変わっていないようで安心しました。
僕も小さいながらタイの廃棄物処理場に行ったことがあります。酷い悪臭と不衛生な状況に驚きました。
そんな中、今ある状況を精一杯生きている人たちがいる・・・。三井さんの「この世界を丸ごと肯定する」という言葉にすごく共感しました。
知人が今重篤な病で苦しんでいます。今を精一杯生きているという点では知人と廃棄物処理場で働いている人とリンクする物があると思いました。知人にこの報告会のお話を聞かせようと思います。 (佐藤さん)