辺境の地ラダックとインド全域の魅力について語り尽くす「秋の帰国報告会」と「写真教室・ステップアップ編」を12月1日(日)に大阪・十三で開催します。
秋の帰国報告会「ラダックとインドを語り尽くす2時間」
1ヶ月以上に及んだインド北部の辺境を巡る旅は、想像をはるかに超える素晴らしいものになりました。インドに残された「最後のフロンティア」とも言えるラダック・ザンスカール・スピティをバイクで旅するのは、悪路と寒さと酸素の薄さとの戦いでもあり、体力的にかなりタフでしたが、目の前に広がる風景がその苦労を吹き飛ばしてくれたのです。宇宙が間近に感じられるほどの空の青さ、不純物が一切ない透明な光、そして何よりこの地で生きる人々の力強さに圧倒される日々でした。
ラダックの雄大な自然と人々の素朴な暮らしぶりを、一人でも多くの人に伝えたい。そして実際にこの地に立ってもらいたい。そう強く思いました。この風景は唯一無二のもの。絶対にここにしか存在しないものだからです。
講演の後半では、これまでにインドを7周し10万キロを走破した中で出会った心躍る(そして少々奇妙な)エピソードの数々を振り返りながら、13億もの人が住むインドという国のリアルな姿を伝えます。
僕が撮ってきたのは渋イケメンだけではありません。カラフルなサリーを身につけて働く女たちや、屈託のない笑顔を向けてくれる子供たち、牛や羊やラクダやサルといった様々な動物たちにも遭遇してきました。
普通の日本人がインドに抱くイメージは3Kつまり「怖い」「汚い」「カレー」に集約されるんだとか。最後のカレーは謎ですが(CurryならCですよね)、確かにそういうステレオタイプは強いかもしれません。僕が伝えたいのは「そうじゃないインド」です。危険でもないし、親切で温かい人々が住むインドの姿なのです。
講演の最後には、僕が旅から得たもの、写真から学んだことを伝えます。旅って面倒だし、トラブルがつきものだけど、それを乗り越えたときに自分をひとまわり大きく成長させてくれるものだと思います。旅の経験が、今ある僕を作り上げたのです。
2001年に最初の長旅に出て以降、僕はほぼ毎年「1年のうちの4〜5ヶ月を旅に費やす」というサイクルを続けています。 そして写真を仕事にしています。もちろん、旅と写真で生きていくのは簡単ではなかったけど、何とか生き延びてきました。そしてようやく自分のスタイルを確立できたのです。
講演では、旅と写真を仕事にするために僕が行ってきた実践的な方法もお話しします。ネットでの発信ひとつ取っても、2001年当時と今とでは状況が大きく違います。ホームページやメルマガからブログへ、そしてSNSへと重心が移ってきた。自分が伝えたい「芯」となる部分は変えずに、発信の方法は時代に応じて柔軟に変えていく。そんな試行錯誤の過程も、具体的にお話しするつもりです。
旅が好きな人、写真が好きな人、好きなことを仕事にして生きていきたい人は、ぜひご参加ください。
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【講演内容(の一部)】
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・ネットから遮断されたザンスカールで「本当に必要なもの」に気付いた日々。
・仏教に生きる人々。僧院と尼僧院の日常に厳しさと切なさと穏やかさを見た。
・すべては冬を越すために。標高4000mの農業とは。
・号泣する男たち。ムスリムの村で目撃した伝統の儀式と、忍び寄るISの影。
・3年に1度の収穫祭。「花の民」が伝える美しき風習。
・本物の「風の谷」はここにあった。ヤクと共に暮らす人々。
・インスタ映え、バズる写真。SNS活用法。個人のブランディングを支えるネット発信力。
・旅人が語る幸福論。この世界を抱きしめて生きる。
・質問コーナー(みなさんからの疑問・質問に徹底的に答えます)
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【日時と場所】
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2019年12月1日(日) 11:00~13:15(10:45受付開始)
阪急「十三」駅より徒歩3分 [JEC日本研修センター・会議室D](地図)
参加費用:2500円
※報告会終了後には「写真教室ステップアップ編」を行います。
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【お申し込み】
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参加をご希望の方は、件名に「秋の帰国報告会@大阪12月1日・参加希望」と書いて、メールをお送りください。( masa@tabisora.com )
メールには、お名前(複数参加の場合は、全員の名前)を明記してください。後ほどこちらから確認のメールをお送りします。
申し込みの締め切り日は報告会前日までですが、会場が定員に達した場合には、その時点で申し込みを締め切らせていただきます。予めご了承ください。
写真教室・ステップアップ編
講演会終了後に「写真教室・ステップアップ編」を行います。これは6月23日に行った「写真教室・初級編」の続編で、より踏み込んだ内容です。(過去の参加者の感想はこちらとこちらをご覧ください)
テーマは「心を揺さぶる写真を撮る!」。単なる記念写真、記録写真から脱出して、見る人の心を揺さぶるような写真を撮る方法についてお話しします。
第1部では、写真にとってもっとも大切な「構図の作り方」と「光を生かす方法」を、実際の作品を見ながら具体的に解説します。また長年にわたって世界を旅してきた経験を元に「人の笑顔を引き出す方法」や「感性の鍛え方」も伝授します。すぐに役立つ旅の撮影テクニックや、写真を仕事にする方法なども教えます。
第2部では、デジタル写真において極めて重要になった色補正とRAW現像について詳しく解説します。デジタル写真は撮ったままではその魅力を十分に引き出すことができません。正しい色補正の知識と現像テクニックが、写真の印象を大きく変えるのです。実際に僕が撮った写真のRAW現像&レタッチの過程をご覧いただきながら、Lightroomの使い方と印象的に仕上げるコツを伝授します。
そして第2部の後半では、受講者のみなさんが過去に撮影した作品を三井が講評し、アドバイスを送ります。これまで何となく写真を撮っていたけど、自分の写真の何が良くて、何が悪いのかイマイチわからない・・・そんな方にぜひ体験していただきたいワークショップです。
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【日時】
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2019年12月1日(日)
14:00 写真教室ステップアップ編「第1部」開始 (13:45受け付け開始)
16:00 写真教室ステップアップ編「第2部」開始 (15:45受け付け開始)
18:30 終了予定
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【会場】
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阪急「十三」駅より徒歩3分 [JEC日本研修センター・会議室D](地図)
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【写真教室・ステップアップ編の内容】
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●第1部
・すぐに役に立つ実践的撮影テクニック。失敗の少ない設定とは。
・構図の引き出しを持つ。遠近法・パターン・背景の幾何学要素に注目。
・光の見方、生かし方。人物を引き立たせる逆光の生かし方。
・いい表情を引き出すために。市場、学校、街角。シチュエーション別の撮り方。
・「あなたらしい写真」「個性的な写真」を撮るための、感性の磨き方。
●第2部
・写真をより魅力的に見せる色補正、RAW現像、レタッチの方法
・作品の講評とアドバイス
・質疑応答
(当日の内容は多少変わることがあります)
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【作品講評】について
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第2部では、受講者のみなさんが過去に撮影した写真を事前に提出していただきます。当日には、三井がそれぞれの作品の講評とアドバイスを行い、優秀作品を選びます。提出していただく写真は「旅」または「人」をテーマにしたもの。あなたが感動した瞬間が伝わる写真であれば、上手い下手は関係ありません。
自分の作品を人に見せるというのは緊張感を伴うもの。しかし他者からの視線を意識することによって、写真表現は確実に深化します。他の参加者の作品を見ることで、気付かされることも多いと思います。ぜひトライしてください。
(提出していただく写真については、折り返しメールで詳しくご説明します)
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【対象者】
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・デジタルカメラをお持ちの方なら、どなたでも参加できます。
・絞りやシャッタースピードなどの基礎知識をある程度お持ちで、「さらに自分の写真を磨きたい」「印象に残る一枚を撮りたい」と考えている方に適した内容です。
・「写真教室は初めて」という方にも気軽に参加していただけます。「初級編」に参加していなくても問題ありません。
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【受講料】
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○「第1部」…3000円
○「第2部」…4000円
どちらか一方だけを受講することもできますが、可能な限り二つを通して受講(の場合は7000円)されることをお勧めします。(受講料は当日お持ちください)
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【申し込み】
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件名に「写真教室ステップアップ編@大阪・参加希望」と書き、本文に以下の内容(コピーしてメールに貼り付けてください)をご記入の上、メールをお送りください。
e-mail: masa@tabisora.com
なお、定員に達した場合には、事前にお申し込みを締め切ることがあります。
・メールに記入していただく内容
お名前(複数で参加する場合には人数分) :
どのレッスンに参加しますか? 【第1部】 【第2部】 【どちらにも参加】
「秋の帰国報告会」(同日11:00から)に参加しますか? :
写真歴 : 年
使用カメラ :
当日ぜひ聞いてみたことは何ですか? :
※「第2部」に参加される方には、のちほど作品の提出についてのメールをお送りします。