パキスタンの街角で出会ったジャケットをたくさん重ね着して売り歩く行商人。この「ジャケット着売り」の男たちには渋イケメンが多いというのが(僕の中での)定説だが、それを裏付けるようなイケメンだった。立ち姿も表情も実に様になっている。

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pa23-33708パキスタンの「ジャケット重ね着売り」4人衆の集合写真。いずれ劣らぬイケメン揃いです。売り物はジャケットなんだけど、自分たちが着ているのは、だぶっとした伝統服なのがポイント。パキスタンでは伝統服の上にジャケットを羽織るのが普通なのです。

 

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ジャケットを肩に積み上げて売り歩くイケメンの行商人。パキスタン北部は冬場にかなり冷え込むので、防寒着の需要も高まるようだ。それにしても、モデルばりの男前だなぁ。

 

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ジャケットを重ね着して売り歩く行商人はイケメン揃いだ。売り子とマネキンを兼ねた商売だから、ハンサムな方が売れ行きも良いのかもしれない。

 

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ペシャワールの街角で絨毯を売り歩く行商人が渋イケメンだった。長髪でちょっとミステリアスな風貌。どことなくワルな魅力を漂わせた色男だった。

 

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「あんたも飲んでいかないか?」 パキスタンのイケメンから差し出されたジョッキに入っていたのは、もちろんビールではなくて、サトウキビジュースだった。搾りたてのサトウキビジュースの甘さが、歩き疲れた体に染み渡った。

 

pa23-35727パキスタンの製材所で働く渋イケメンたち。巨大な電動ノコギリで丸太を切断し、家具の材料に加工している。彼らは10代前半から見習いとして働きはじめ、20歳を過ぎる頃には、一人前の職人として仕事を任されている。

 

pa23-22920パキスタンの街で、ロバの背中に荷物を載せて運ぶ御者の男が、独特の雰囲気を持つ渋イケメンだった。小柄ながらも力が強くて我慢強い性質のロバは、野菜やレンガなどを運ぶ使役動物として、今でもパキスタン各地で活躍している。

 

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パキスタンの街角で、パコール(アフガン帽)を売る行商人の男。羊毛フェルト製のパコールは、パキスタン北部からアフガニスタンにかけての山岳地域に住む男たちがよく被っている。ひとつ300ルピーから1000ルピー(150〜500円)ほどと安価で、カラーバリエーションも豊富だ。

 

 

pa23-36642パキスタン中部にあるゴジラ(という街が本当にあるんですよ)で、刃物を研ぐ職人。グラインダーを使って豪快に火花を飛び散らせる様子は、とても見応えがあった。伝統服や帽子、長く伸ばしたヒゲも、職人の矜持を感じさせるスタイルだ。

 

pa23-21379パキスタン北部ペシャワールの街にある刺繍工房で働く男。結婚式などのハレの日に女性が身に着ける布に、繊細な刺繍を施している。一人の職人が2ヶ月もかけて作り上げる布は、10万円以上する高価なものだ。

 

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パキスタンの街角でおもちゃを売る露天商のおじさんがかわいすぎる。売り物は、真っ白いヒゲの風貌とあまりにもかけ離れたヒヨコのおもちゃ。ちなみに1個100ルピー(50円)だそうだ。

 

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パキスタンのペシャワールには、アフガニスタン難民が多く住んでいる。その一人であるミシン修理店を営むザヒールさんは「アフガン人の誰もがミスター・ナカムラを尊敬している。彼が殺されたときは本当に悲しかったよ」と胸に手を当てて言った。 長年にわたってアフガニスタンを支援し続けてきた中村哲さんがジャララバードで銃弾に倒れたというショッキングなニュースを聞いたときの気持ちが蘇ってきて、僕は胸が熱くなった。 「これだけは、日本人のみなさんに伝えてほしい」とザヒールさんは言った。「彼を殺したテロリストは、アフガン人にとっての共通の敵なんだ。我々はナカムラさんに対する感謝を忘れることは絶対にないよ。彼は日本で生まれた人だけど、我々と同じアフガン人でもあるんだから」