光あるところには、影もある。
照らす光が強いほど、その影も濃くなる。
インドはそんな国だと思う。

路地裏で小銭を数える物乞いの少年。

路地の奥にある家を一軒一軒回る物乞いの男。

路地裏に捨て置かれていた古いスクーター。

かつてポルトガルが支配していた町ディウに残るフォート(城塞)。さび付いた大砲の横を野良犬が歩いていた。

薄暗いチャイ屋でタバコを吹かせる男。

古い時計台が立つ旧市街の夕暮れ時。北インドの古い街の中心には必ず時計台がある。

自転車の部品を作る工場で働く男たち

火花を散らせて溶接を行う職人。

茶屋の隅に座って路地裏を見つめる男。

聖地バラナシの朝日に向かってヨガを行う。
