あけましておめでとうございます。
2021年は丑年。なので世界各地で撮影した牛の写真をお届けします。
2020年は世界中の人々にとって厳しい一年になりましたが、今年こそは明るい笑顔が戻りますように。そんな願いを込めて、明るい写真ばかりを選びました。
カンボジアで出会った少女のように、笑顔で過ごせる一年になることを祈って。
インド北部ウッタルプラデシュ州で水牛と共に川を走る少年。こんな風に躍動できる一年でありますように。
南国の島国・東ティモールの田んぼでは、水牛を走らせて田植えに適した柔らかい土壌を作っていた。勇壮で美しい光景だった。
インド西部グジャラート州の畑を耕していたのは、とても立派な角を持つ「イケメン牛」だった。牛たちはその力強い歩みで、硬く乾燥した地面を掘り起こし、次の種まきの準備を行う。牛はインドの農家にとってなくてはならない労働力だ。
カンボジアの農村で牛を連れて歩く少女。夕方のやわらかい光に包まれた風景は、やさしくて、どこか懐かしいものでした。
ミャンマーで出会ったのは、刈り取った稲を牛に踏ませて脱穀している女性。雲間からこぼれてくる夕陽が神々しい光景でした。
インド人にとって牛は神聖な生き物だけど、この子にとっては友達のようです。牛もなんだか気持ちよさそう。
ミャンマーの農村で出会った水牛と少年。なんか楽しそう。こんな笑顔で過ごせる一年になればいいですね。
インド南部アンドラプラデシュ州の川で水牛を洗う男。水牛は暑さに弱く、朝と夕方に水に浸かって体を冷やさないといけない。巨体に似合わず、繊細な動物なのです。
インド南東部オリッサ州で牛を使ってお米の脱穀をしている男。収穫した穀物の上を牛が歩き回って行う脱穀作業は、インドで古くから受け継がれてきたものだ。
インド南部カルナータカ州で牛を草原に連れて行く女性。インドは牛と水牛を合わせて3億頭も飼育している世界有数の酪農大国だ。
インド北部ラダック地方の山岳地帯を歩くヤクの群れ。野菜も穀物も育たない標高4200mの高地に放牧されたヤクは、牧民たちに貴重なミルクやチーズを与えてくれる。
インド南東部オリッサ州で、夕暮れ時に放牧していた牛を追う男。何十頭もの牛が立てる砂埃が、印象的な光を作り出していた。