ハードディスクに保存してある写真の整理をしていたら、2013年にバンコクを訪れたときに撮ったモノクロスナップを発見しました。

 その年、ミャンマーに行くために立ち寄ったバンコクでは、一眼レフで本格的に撮影するつもりがなかったので、ソニーのRX-100というコンパクトデジカメを「モノクロモード」にして、街を歩いてスナップ撮影をしていたのです。

 近代的な大都市へと変貌したバンコクは、僕にとってはあまり写欲をそそられない街。長年、トランジットのためだけに立ち寄っていただけだったのですが、白黒のフィルターを通して眺めてみると興味深く感じました。

 「バンコクはモノクロが似合う!」と断言できるほど、バンコクのこともモノクロのこともよく知らない僕ですが、日常を非日常に変えるスイッチとしてのモノクロモードが結構効くなぁというのが、正直な感想です。

 煌びやかさと不気味さ、成長と停滞が、渾然一体となってバンコクの街を作っているんだなぁと改めて感じたのでした。

 

 

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