いよいよ明後日(4月13日)から、銀座のキヤノンギャラリーで写真展「渋イケメンの国」が始まります。今回は2017年の旅で撮ったばかりの新作イケメンたちも多数展示。期間中、三井も会場に常駐しますので、ぜひお越しください。
ありがたいことに各種メディアでも紹介していただいています。Webメディア「ねとらぼ」にも取り上げられ、フジテレビの「めざましテレビ」、FMラジオ局「J-Wave」なども取り上げていただく予定です。渋イケメンブーム、じわじわ盛り上がっています。
3Kじゃないインド
インドに対して普通の日本人が抱くイメージは「3K」に集約されるんだとか。すなわち「怖い」「汚い」「カレー」。最後のカレーは謎だけど(CurryならCじゃん)、確かにそういうイメージは強いかも。僕は写真を通じて「そうじゃないインド」を伝えたい。そのひとつの手段が渋イケメンなのです。
なんてことのない日常の中に、威厳と存在感を持った男がいる。その目力の強さに、思わずシャッターを切った。
市場で出会ったダンディーな男。ヒゲもマフラーもジャケットもなにげにオシャレだった。
製糸工場で働く男が、巨大なボイラーの前でポーズを取る。
白いターバンに白い服は、グジャラート州の農村に住む男たちの「制服」だが、ノースリーブは珍しい。「ジャニーズJrか!」と突っ込みたくなりましたよ。
トウガラシのフライの下ごしらえをする揚げ物屋の男。深みを感じさせる表情が素敵だった。
インド南部タミルナドゥ州。糸を鮮やかに染める染色工場には、半裸で汗を流して働く男たちがいた。
ちょっと真田広之に似た男が、古いミシンの前でポーズを取った。インドの街角には彼のような仕立て屋がたくさんいて、オーダーメイドのシャツをあつらえている。
インドの男たちは髪型以上にヒゲに気を遣う。ミシンを踏む仕立て屋の男も、髭の長さと角度に並々ならぬこだわりを持っていた。
ついさっき産み落とされたばかりの子羊を運ぶラバリ族の男。羊は大切な財産だから、間違って群れに踏みつぶされたりしないように、別の場所で飼うのだそうだ。
グジャラート州には、やたら体格が大きくて、立派な角を持つ「イケメン牛」が多い。牛たちはその力強い歩みで、硬く乾燥した地面を掘り起こし、次の種まきの準備を準備を行う。農家にとってなくてはならない労働力なのだ。