暑季になると、連日40度を超える猛暑に襲われるインドでは、真っ昼間はできるだけ活動せずにお昼寝をしてやり過ごすのが一般的です。お店も一時的に閉まったり、市場も開店休業のような状態に。
暑い午後をやり過ごすのは、お昼寝が一番。それが猛暑日の国・インドに住む人々の知恵なのです。
インド南部アンドラプラデシュ州の市場で、バナナに囲まれてお昼寝中の女性。やってきたお客が「ちょっと起きてよ!」と呼びかけると、眠たそうに起き上がってバナナを売ってくれるシステムのようだ。暑い日は、これぐらいゆるい感覚で商売するのがちょうどいいのかも。
お昼寝の国・インドの日常。聖と俗が入り乱れるバラナシの路地裏で出くわしたのは、ずいぶん窮屈そうな姿勢で昼寝していた男だった。いつでもどこでも寝られる能力は、インドを生き抜く上で必要不可欠なようだ。
暑い午後をやり過ごすのは、やはりお昼寝が一番。折り重なったゴムシートの上は弾力もあって寝心地は良さそうです。
リキシャの座席の上はちょうどいい昼寝場所のようです。リキシャの狭いシートの上でも器用に寝ているのはさすが。騒音がひどい街のど真ん中でも、まったく気にせずに寝られるという「寝る力」が、インドを生き抜くためには必要なのでしょう。
街中で飼われている山羊の寝顔がとってもキュート。この幸せそうな顔を見ていると平和な気持ちになりますね。
インドの街角でお昼寝する野良犬たち。ゴミ捨て場にうずくまる犬もいれば、車のボンネットの上に寝転がっている犬もいる。インドのような暑い国では、犬も人もあまり歩き回らずにじっと休むのが正しい過ごし方のようです。
この野良犬たちのお気に入りはバイクのシートの上。ここなら車に惹かれる心配もなく、安心してお昼寝ができるようです。