写真家・三井昌志と共にインド北部の辺境ラダック&ザンスカールを巡る撮影ツアーを、8月22日~8月28日に行います。こちらは2022年と2023年にも催行し、好評をいただいたツアーの第3回目です。(催行が確定しました!)

ラダックとザンスカールの美しくも厳しい大自然と、そこに暮らす人々との調和を写真に撮るために最適な土地を選び、スケジュールを組みました。

 

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最後の秘境・ザンスカールへ

ここは最後の秘境かもしれない。初めてザンスカールを訪れたとき、僕はそう思いました。

交通の便が極端に悪いために、観光客もまばらにしかいない辺境の土地で、ザンスカールの人々は伝統的な農業と放牧で生計を立てていました。畑には鎌を使って大麦を収穫する女性の姿や、家畜の餌にする干し草を運ぶ人々の姿があります。数十年前とほとんど変わらない暮らしぶりが、目の前に広がっていたのです。

人々の心の支えとなっているのがチベット仏教です。点在する僧院や尼僧院は、いずれも険しい岩山の上にあり、そこで暮らす僧侶たちを俗世間から切り離しています。質素な食事をとり、ひたすら勤行を続ける毎日。現世ではなく来世に向かって祈り続ける僧侶たちは、モノと情報に囲まれた現代人とはまったく違う人生を送っていました。

旅の最初に立ち寄るスル渓谷では、イスラム教徒のバルティ族が暮らす集落を訪れます。一般的にイスラム教徒は保守的なイメージが強いのですが、バルティ族の人々は陽気でフレンドリーな性質なので、珍しい訪問者をチャイと笑顔で歓待してくれるはずです。

ザンスカールを訪れた後、リンシェ村にも立ち寄ります。リンシェはごく最近まで車が走れる道路が通っていなかった村なので、訪れる旅行者も少なく、村人は今でも伝統的な暮らしを守り続けています。タイミングが合えば、麦の収穫や脱穀作業が見られるかもしれません。また、リンシェ周辺には切り立った岩山が多く、風景写真の撮影にも最適な場所です。

今回の撮影ツアーは、長年にわたってインドを撮り続けてきた写真家・三井昌志と一緒にザンスカール地方を旅しながら、圧倒的な大自然と人々の暮らしぶりを体感し、それを写真に収める方法を学んでいただける、密度の濃い7日間です。もちろん全行程に三井が帯同し、写真撮影のテクニックや地元の人とのコミュニケーションの取り方などを伝授します。

8月下旬のラダック&ザンスカールは、晴天率の高さだけでなく、農作業の繁忙期でもあるので、フォトジェニックなシーンにも数多く出会えることでしょう。ぜひ僕と一緒に、最後の秘境を歩きましょう。自然と調和した人々の営みを撮影しましょう。

 

ツアーの日程・料金・お申し込みは、GNHトラベルのサイトをご覧ください

 

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百聞は一見にしかず。生涯忘れられない旅へ。

今回のツアーは最大10名という少人数ツアーなので、個別指導、カメラ操作のレクチャーなどもたっぷりできると思います。また、ツアー期間中にも、ミニ写真教室や皆さんが撮った作品の講評会などを行う予定です。

僕はこれまで何度も写真教室を開いて、みなさんに「写真の撮り方」を伝えてきましたが、やはり「現地で撮る」ことに勝るものはありません。「百聞は一見にしかず」の言葉通り、実際に目にしたものを自分のカメラで撮るのが、上達への一番の近道なのです。被写体と光に恵まれたラダックとザンスカールで、あなたの写真の腕前を一段階引き上げるお手伝いができたらと思っています。

旅のサポート体制も万全です。今回のツアーには全行程にGNHトラベル社長の山名さんが添乗します。ラダックの専門家として知識と経験が豊富な山名さんに、とっておきの撮影スポットを案内してもらえるでしょう。さらに日本語が話せる現地ガイドも同行しますので、初インド、初ラダックの方も安心です。

なお、サイトに掲載されているツアー代金に日本からの往復航空券は含まれていませんが、GNHトラベルに依頼すれば、格安料金で手配してくれるので心配はありません。また、GNHトラベルでは、インド行き航空券の手配、延泊、別途観光の追加手配なども対応しています。ラダックだけではなく、インドの他の観光地を含めた旅を計画されている方も、ぜひ一度相談してみてください。

なお、ツアーのお申し込みや内容の詳細については、僕ではなく直接GNHトラベル&サービスにお問い合わせくださいね。

ラダックには、ここにしかない風景があります。ここでしか出会えない人々がいます。その感動を、喜びを、僕と一緒に味わいましょう。みなさんからのお申し込みをお待ちしています!

 

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過去のツアー参加者の声

 

 
今回のツアーのコンセプトとして、写真家さんに撮影を指導頂くということで多少の緊張があったのですが、思っていたよりも付きっ切りのレクチャーではなく、それが逆に自由度が高くのびのびと写真を撮ることができてよかったです。
自分の場合、言葉の説明よりも「見て真似る」を意識しており、三井さんがどのレンズを使っているのか、どんな構図を狙っているのかを間近でじっくり観察することができたので大変勉強になりました。
また、夜の講評会では対話形式でその答え合わせができ、頂いたアドバイスは翌日からの撮影で即活かせる機会があるという環境により、日々自分の観点や写真の変化が感じ取れました。
他の参加者の講評会も参加できるので、自分が考えもしなかった構図や視点を見ることができ、それも勉強になりました。
写真だけでなく、 勤行の参加や地元農作業者との交流など、ツアー自体が自分が普段の旅行で体験し難い内容であったことや、ガイドの山名さんの豊富な経験や知識による説明からも、一人旅では到底得られない知見を得られ、とてもいい体験ができたと大変満足しております。(中島さん)
 
 
撮影ツアーは、標高はあるしスケジュールもタイトで結構ハードでしたが、見るもの、出会う人々の全てが新鮮で楽しめました。
そもそも、行く前には、3000〜4000m台の高地に道路が通り河があり村々があるということが良く理解できなかったので、
撮影ツアーがどんな感じなのか想像できませんでしたが、現地に身を置いていると次第に馴染んできて、腑に落ちて理解が進んだ気がします。

個人での旅行と違って、これまで三井さんや山名さんが開拓してきた場所・お付き合いしてきた人々にスッと近付くことができて、
その分いろいろ触れ合うことができたと思います。また宿に連泊したお陰で時間を確保できて極めてローカルな所を廻れたし、ホームステイで村での生活をより身近に感じることができました。
車で移動しつつ、撮影スポットで車を降りて、撮影に専念するというスタイルのツアーは初めてでしたが、なるほど、写真好きならこうでなくてはと思わせてくれました。ただ、帰ってきてから撮った写真を改めて見ていると、やはり光が肝心で天候次第のところがあるなということがわかって、写真撮影ツアーには運が必要だなとも実感しました。
また、移動の合間に、朝食をとったりしてくつろぐ時間がありましたが、こういう時間は結構いいなと思いました。車から降りて地べたに座って、軽く食べたりお茶を飲んで一息入れる機会はもう少しあっても良かったかなと振り返って感じます。

帰ってきてしばらく経っても人々の表情や姿が目に浮かびます。なかなか得難い経験でした。
これから迎える冬の厳しさはそれこそ想像できませんが、さわやかな良い天気にも恵まれて良い旅でした。(石丸さん)
 
 
三井さんのツアーは、一般的なツアーでは絶対に入り込めないような真に旅人目線の内容であり、期待を大きく上回るものでした。
三井さんが長年に渡って積み重ねて来た「見どころ」を、惜しげもなく披露していただける内容であり、いち個人でこの内容に到達することは到底無理なものだと断言できます。

ラダックの圧倒的な自然造形と、民族的な側面の二本立てとなっていて、初めての方も、旅慣れた方も、充分に満足できる内容だとおもいました。
さらに言えば、プロの写真家の「写真を撮る姿勢」が間近に見られ、写真趣味の方にも多くを学ぶ機会があると思いました。
よくある撮影ツアーとは全く違う、「旅と写真」が高い次元で楽しめる素晴らしいツアーでした。
さらに言えば、地形、地質好きにも堪らないエリアでした(笑)

メンバーにも恵まれ、久々に手応えのある旅を経験できたこと、改めて感謝申し上げます。
旅好きは一生治らなそうです。(遠藤さん)

 

今回訪ねた場所は、やはり三井さんが何年もかけて通って、住んでいる人とコミュニケーションを取りながら関係性を育んできた村々であり、三井さんが育ててきた財産のおすそ分けを頂いているような感じでした。自力ではとてもたどり着けないような所まで連れて行っていただき、本当に夢のような時間を過ごすことができました。
写真の講評をしていただいたことも大変有難かったです。写真を撮ることの心構えが全く変わりました。
色々とお世話になり、本当にありがとうございました。
三井さんの今後のご活躍も楽しみにしております。(仲田さん)

 

 

今回のツアーで初のアジア旅行や初の高山あらゆる初めてを体験することが出来ましたが、なにより『たったいま現在において、歴史的な大変化が起こるその真っ最中に立たされている』という事を強く自覚しました。人の手の加わっていない広大に広がる無垢な大地に道路は舗装され、電柱や電波塔が立ち、数百年と変わらず続いていた村々も豊かになっていく光景を目の当たりにしてきました。時代の流れには誰も逆らうことはできず、変わりゆく環境や風景をただ受け入れる事しか僕らに出来ることはないのですが、そういう意味でもこのツアーは秘境の現実を目の当たりにしながら自身の考えをまとめる事ができる良い時間になったと思っています。
 
そして自身の撮影においてのカメラの知識だけでなく、何を大切にするか、撮るためには何をしなければならないのかを本番で学ぶ事ができたり、なにより、どんなに美しい写真を撮ってもそこには決して映らない人々の人生や暮らし人の感情に間近に触れることが出来た事が良かったと思っています。
 
変わりゆくものと決して変わらないものを今回のツアー、旅の中で見つけることが出来てとても満足しています。(尾崎さん)

 

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