一部の大都市ではスーパーマーケットを見かけるようになったけれど、大多数の庶民は市場や屋台や小さな雑貨屋で買い物をしています。インド人の胃袋を支えているのは、昔ながらの小規模流通なのです。
 

ジャガイモ、ナス、ニンジン、カリフラワー。市場に並ぶ色とりどりの野菜がインドの食卓を彩る。
 

インド料理に欠かせないスパイスの専門店。ターメリック、トウガラシ、コショウといったスパイスが量り売りで売られている。
 

いまインドで旬な果物はぶどう。1キロ40ルピー(80円)と安く、とても甘くてみずみずしい。マスカット色と紺色の二種類あるけどどっちも美味い。いつも半キロ買って、夜と朝に食べることにしています。
 

バナナは主に南インドで作られている。どの国でもそうだが、安くて手軽な栄養補給源だ。
 

自転車に大量の椰子の実を載せて売り歩く男。ほのかに甘いココナッツジュースは天然の清涼飲料だ。
 

グジャラートではチャイはお皿にこぼして冷ましてから飲む。町のチャイ屋台ではみんなこうして、お皿に口をつけてずずずーっと飲んでいる。グジャラーティーは猫舌なのだろうか?
 
昼下がりのアイスクリーム屋は大繁盛。子供や女性だけでなく、ターバンを巻いたおじさんや、メガネをかけたビジネスマンもアイスを食べる。グジャラート州は禁酒州なので酒は御法度。その代わりにアイス屋やジュース屋が非常に多い。
 

安食堂の壁に貼ってあったコカコーラの広告。でも実際のところ、コーラはドーサにもプーリにも合わない。というか、コーラに合うインド料理なんてあるんだろうか?