好評をいただいている写真集「渋イケメンの国」で、最も多くページを割いたのがインドでした。この「渋くて無駄にかっこいい男たちの宝庫・インド」で、今年も多くの写真を撮りました。今回はその一部をご紹介します。

 


真剣な目で髭を剃る下町の床屋さん。ヒゲのお手入れはインド男性にとって欠かせない日課だ。

 


インド北西部パンジャブ州に住むシク教徒は、立派なヒゲを生やし、頭にターバンを巻くという伝統スタイルを頑なに守り続けている。一面緑の小麦畑で、シク教徒の男が畑仕事に精を出していた。

 


タミルナドゥ州の水田で代掻きを行う男。牛やトラクターで下地を作ったあと、男が棒を引っ張って田んぼをなだらかにしている。

 


染色工場で働くマッチョな男。黒く染め上げた糸の束を力を込めて絞る。上半身の力を使う仕事だ。

 


素焼きの水瓶を作る男。木のヘラで叩いて形を整えている。

 


牛を使って畑を耕していた男。もともとは純白だった服は、長年の畑仕事ですっかり汚れている。

 


マハラシュトラ州にある製粉所で小麦を粉に挽く男。インドの町にはこうした小さな製粉所がいくつもある。

 


100kgもある重い穀物袋を頭に載せて運ぶ男。決してバランスを崩すことなく歩く姿は運び屋のプロフェッショナルだ。

 


ラジャスタン州に住む遊牧の民ラバリ族の男。立派なヒゲと赤いターバンの組み合わせに威厳を感じる。顔立ちはアーリア系だ。