11月2日から1ヶ月間パキスタンを旅しました。

パキスタンを訪れるのは18年ぶり。訪れる旅行者が少なく、情報も乏しい、謎多き国・パキスタンを「広く深く」旅しよう、という気持ちでイスラマバードに降り立ちました。

 

無事にイスラマバードに到着。空港の入国検査官は陽気な男で、僕のパスポートを受け取ると「日本はビューティフル・カントリーだ」と言った。「日本の映画を何本も見たよ。特にヤクザ映画が好きだ」だって。アニメじゃなくヤクザ映画というのは意外だが、日本に親しみを感じてくれているのは嬉しい。

 

パキスタンでSIMカードをゲット。Zongというキャリアで、SIM代金は300ルピー(200円)で、1ヶ月間20GBまで使えるプランが999ルピー(700円)。ネット代の安さはインドと同じぐらいだ。ただし大都市ラワールピンディーでもスピードはそれほど速くなくて、時間帯によっては接続が切れることも多い。

 

pa22-06301パキスタン旅の相棒はこちら。スズキ製150ccのバイク。どういうわけか、パキスタンを走るバイクの95%は赤いので、黒のカラーリングはかなり珍しい。しかしこの1週間、バイクに乗っている時間はとても少なくて、ほとんどは歩いていた。パキスタンの都市は渋滞がひどくて、歩いた方が早いからだ。

 

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パキスタンで有名なのが「デコトラ」。ド派手な装飾を施した大型トラックを街のあちこちで見かける。それにしても派手だなぁ。

 

pa22-20314パキスタンのデコトラ。「どんだけ荷物積んでるの?」と呆れてしまう写真がこちらです。過積載という概念がなさそうな量。ちなみに荷物の中身は「家畜のエサ用の細かく切った干し草」なので、見た目ほど重くはないとのことですが、それでもこの量はえげつないですね。

 

pa22-20325ちなみにこのデコトラを正面から見ると、こうなっています。車幅の倍以上荷物を積んでいるという反則技。まるで「ネタが大きすぎてシャリが見えないお寿司」みたいですね。

 

pa22-35190パキスタンは過剰な装飾を施した「デコトラ」で有名だが、パキスタン人がデコるのはトラックだけではない。農村に行くと、このような「デコトラクター」が走っているのだ。収穫したサトウキビを運ぶトラクターのド派手な飾りに目を見張る。ほんと、無駄にカッコいいよね。

 

IMG_8218なぜかパキスタンの街で頻繁に見かけるのが「麺屋はやぶさ」の軽トラだ。かつて「麺屋はやぶさ」で使われていた中古の軽トラがパキスタンに輸入されている・・・わけではなくて、日本語のロゴを気に入った誰かがシール化して、車体に貼っているのだろう。ミャンマーでも同じような現象が起きていた。

ネットで調べてみると「麺屋はやぶさ」の特徴は「洋食シェフが作る進化形ラーメン」で、名古屋に4店舗展開中だそうです。パキスタンとは何の関係もなさそうですが、一体どのような経緯でパキスタンに「はやぶさ軽トラ」が普及するに至ったのか、知りたいですね。

 

pa22-28731パキスタンで見かけた白いハイエースの日本語がカオス。もともとは「株式会社 清高建設」なのだと思うが(高清かもしれない)、文字の入れ替えが激しすぎてよくわからないことになっています。

 

IMG_8478パキスタンを走るバスに書かれた謎の日本語。なんだろう、スーパーの特売日のチラシから取ってきたものだろうか。

 

 

パキスタン人が中国に対して好印象を抱いているのは、(外見が似ている)日本人にとっても良いことだ。インドだと「チャイニーズ!」という呼びかけには侮蔑的な意味合いが込められている場合が多いが、パキスタンではそうではない。「日本も中国も我々の友人だ」と歓待してくれる。そういう国は珍しい

長年インドと敵対関係にあるパキスタンは、中国と良好な関係を築くことで、安全保障上のバランスを取ろうとしてきた。中国もパキスタンを魅力的な市場と捉え、電化製品やバイクなどを大量に輸出している。僕が今使っている携帯キャリアZongも中国資本の会社だ。

カンボジアやミャンマーのように中国経済にあまりにも依存しすぎている国、文化的影響力が強い国は、中国に対する警戒感が強いが、パキスタンの場合はほどよい距離感なのだろう。実際のところ、パキスタンでは華僑を見かけることもないし、中華料理屋もほとんどない。