3月15日(日曜日)にインドの首都デリーで講演会を開催します。

 今年で4度目の開催となるデリー講演会ですが、今回も過去3回とはまったく違う内容で、写真とトークを楽しんでいただく予定です。現在8周目のバイク旅を行っている本拠地インドはもちろんのこと、その他のアジアの国々の様子や、写真家としての生き様などを語ります。

 今回の講演会は2部構成。午前中はインド一周バイク旅と、バングラデシュ、ミャンマーについて。ランチ懇親会をはさんで、午後の第2部ではインド北部ラダック地方の話と、僕が旅と写真から学んだことについて語ります。

 

 

第1部「インド一周と周辺国の旅」

 バイクで7周もしたインドは、もはや僕の「ホーム」と呼べるような土地になりました。インド人の考え方、インド流の交通カオスにも慣れてきて、イライラすることや腹立たしい出来事は減りました。しかし、それでもインドはインド。この「何でもありの国」では、僕の常識を見事に裏切る不思議な出会いの数々が待っていたのです。今回もまた、何度旅しても飽きることのないインドの魅力について、たっぷりと語ります。もちろん「渋イケメン」と「笑顔」という僕が長年取り組んでいるテーマに基づいた作品も多数披露します。

 今回の旅で新たにトライしたのが、アクションカメラGoProによる動画撮影。ヘルメットやバッグに取り付けて撮った主観的な動画によって、バイク旅のリアルな迫力をお伝えします。またグーグルマップをフルに活用して、インドをよりディープにより自由に旅する方法も紹介します。ハイテクとローテクを上手く組み合わせることで、旅の可能性が大きく広がりました。

 バングラデシュは長いあいだ「世界でもっとも貧しい国」と見なされていましたが、近年はその状況にも変化が見られます。バングラ流イノベーションの象徴とも言えるのが「漕がないリキシャ」の登場。電動モーターとバッテリーによって、かつての苦役が快適なモビリティーに変化しつつある様子をレポートします。

 昨年2月には、日経ナショナルジオグラフィック写真賞を受賞しましたが、今回の旅でもミャンマー西部ラカイン州に住むロヒンギャの村を再訪し、人々の日常を記録しました。ロヒンギャ問題はいまだに解決の糸口さえ見えない厳しい状況にありますが、絶望の中にあるわずかな希望の光を探して、村を歩き回りました。報道されることのない「忘れられた人々」の声を拾い上げ、彼らが持つ「誰にも奪うことのできない生きる力」を伝えます。

 

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【講演内容(の一部)】 
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・牛vs山羊。インドにおける二大家畜の勢力図。かわいすぎる山羊のポートレートに目覚めた写真家。
・踊り出すマイケル。一人カラオケ。脱ぎたがる人。テンションが高すぎる「俺を撮れ!」の人たち。
・先住民が住む土地オリッサ州の山奥の村は、カリフラワーで発展していた。
・戦いと殺戮の女神カーリーが降りてきた女。予言者が語る未来とは。
・「渋イケメンの国」で静かに進行する女性たちの社会進出。
・GoProで紹介。僕はこんな風にインドを走り、こんな風にインド人を撮っている。
・グーグルマップの活用法。「鳥の目」を得たことで、旅の自由度がさらに上がった。
・人口密度は日本の3倍。超過密国家バングラデシュの人の力に頼った暮らし。
・電動リキシャが起こす「静かな」革命。漕がないリキシャがバングラを変える。
・働くことは生きること。ロヒンギャの村で目撃した厳しい現実と、そこにある光。
・写真の原点を思い起こさせてくれたロヒンギャの子供たちの笑顔。
・なんくるないさー。バイク修理ができなくても、僕が平気でいられる理由。
・質問コーナー(みなさんからの疑問・質問に徹底的に答えます)

 

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第2部「ラダックとインドを語り尽くす2時間」

 1ヶ月以上に及んだインド北部の辺境を巡る旅は、想像をはるかに超える素晴らしいものになりました。インドに残された「最後のフロンティア」とも言えるラダック・ザンスカール・スピティをバイクで旅するのは、悪路と寒さと酸素の薄さとの戦いでもあり、体力的にかなりタフでしたが、目の前に広がる風景がその苦労を吹き飛ばしてくれたのです。宇宙が間近に感じられるほどの空の青さ、不純物が一切ない透明な光、そして何よりこの地で生きる人々の力強さに圧倒される日々でした。

 ラダックの雄大な自然と人々の素朴な暮らしぶりを、一人でも多くの人に伝えたい。そして実際にこの地に立ってもらいたい。そう強く思いました。この風景は唯一無二のもの。絶対にここにしか存在しないものだからです。

 講演の後半では、これまでにインドを7周し10万キロを走破した中で出会った心躍る(そして少々奇妙な)エピソードの数々を振り返りながら、13億もの人が住むインドという国のリアルな姿を伝えます。
 僕が撮ってきたのは渋イケメンだけではありません。カラフルなサリーを身につけて働く女たちや、屈託のない笑顔を向けてくれる子供たち、牛や羊やラクダやサルといった様々な動物たちにも遭遇してきました。
 普通の日本人がインドに抱くイメージは3Kつまり「怖い」「汚い」「カレー」に集約されるんだとか。最後のカレーは謎ですが(CurryならCですよね)、確かにそういうステレオタイプは強いかもしれません。僕が伝えたいのは「そうじゃないインド」です。危険でもないし、親切で温かい人々が住むインドの姿なのです。

 講演の最後には、僕が旅から得たもの、写真から学んだことを伝えます。旅って面倒だし、トラブルがつきものだけど、それを乗り越えたときに自分をひとまわり大きく成長させてくれるものだと思います。旅の経験が、今ある僕を作り上げたのです。
 2001年に最初の長旅に出て以降、僕はほぼ毎年「1年のうちの4〜5ヶ月を旅に費やす」というサイクルを続けています。 そして写真を仕事にしています。もちろん、旅と写真で生きていくのは簡単ではなかったけど、何とか生き延びてきました。そしてようやく自分のスタイルを確立できたのです。
 講演では、旅と写真を仕事にするために僕が行ってきた実践的な方法もお話しします。ネットでの発信ひとつ取っても、2001年当時と今とでは状況が大きく違います。ホームページやメルマガからブログへ、そしてSNSへと重心が移ってきた。自分が伝えたい「芯」となる部分は変えずに、発信の方法は時代に応じて柔軟に変えていく。そんな試行錯誤の過程も、具体的にお話しするつもりです。

 旅が好きな人、写真が好きな人、好きなことを仕事にして生きていきたい人は、ぜひご参加ください。

 

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【講演内容(の一部)】 
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・ネットから遮断されたザンスカールで「本当に必要なもの」に気付いた日々。
・仏教に生きる人々。僧院と尼僧院の日常に厳しさと切なさと穏やかさを見た。
・すべては冬を越すために。標高4000mの農業とは。
・号泣する男たち。ムスリムの村で目撃した伝統の儀式と、忍び寄るISの影。
・3年に1度の収穫祭。「花の民」が伝える美しき風習。
・本物の「風の谷」はここにあった。ヤクと共に暮らす人々。
・インスタ映え、バズる写真。SNS活用法。個人のブランディングを支えるネット発信力。
・旅人が語る幸福論。この世界を抱きしめて生きる。
・質問コーナー(みなさんからの疑問・質問に徹底的に答えます)

 

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イベントの詳細

 

3月15日(日)10:00~

場所:やきとらデリー店住所とアクセス

 

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【当日のスケジュール】
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10:00〜 講演会第1部・開始 (9:45受け付け開始)
12:00〜 ランチ懇親会 
13:30〜 講演会第2部・開始 (13:15受け付け開始)
15:30  終了予定

 

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【受講料】
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講演会第1部…2000ルピー
ランチ懇親会…女性1500ルピー、男性1800ルピー
講演会第2部…2000ルピー

 

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【お申し込み】
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「お名前」「参加人数」「講演会1部・ランチ懇親会・講演会2部」のいずれに参加するかを明記の上、主催者(bluelotus7131@gmail.com)までメールをお送りください。定員は1部2部ともに25名です。

 

 

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