インドを健康に旅する方法
グジャラート州を西へと走り、ポルトガル植民地時代の建築物が残る美しい小島・ディウにやってきました。ここは連邦直轄地なので、隣接するグジャラート州で禁止されている酒の販売が大々的に行われている。しかも安い。週末ともなるとグジャラート州の酒飲みたちがディウに集結するらしいです。
ディウで珍しく体調を崩してしまいました。朝から悪寒と頭痛がする。どうやら風邪を引いてしまったようです。居心地のいいディウの宿でゆっくり休むことにしました。
風邪や下痢なんかはときどきなることがあるけど、旅先でひどい病気になったことはありません。この１7年間を振り返ってみても、旅先で病院のお世話になったのは一度だけ。バングラデシュで結膜炎になって、ダッカの病院に行ったことがあるだけです。モロッコのサハラ砂漠の町メルズーガで、ひどい食あたりになって一晩中嘔吐した経験もありました。あとはだいたい健康に旅しています。
怪我は何度かあります。バイクで転んで肋骨にヒビが入ったことが二回（インドとミャンマーで）あるけど、このときも病院に行かずに自然治癒。あまりにも痛いので、痛み止めは飲んでいたけど。あと東ティモールで足の傷が化膿してパンパンに膨れ上がったこともあった。あれはビビった。抗生物質の軟膏を塗ったら治りました。
インドにおける「僕なりの」健康法は、
1．できるだけ休まないで毎日移動する（休むと余計疲れるから）
2．ヨーグルトを食べる（ダヒーは美味しくて安い健康食）
3．いい感じの木陰を見つけて20分ぐらい昼寝する（パワーナップ）
あまりにも個人的すぎて、参考にならないような気もしますが･･･
インドで売られているパック入りのダヒー（ヨーグルト）。100ｇ入り10ルピー（18円）。ダヒーは基本的にノンシュガーなので、店で砂糖を買って甘くして食べています。
インドの食べ物・その２
南インドではご飯中心の定食「ミールス」をよく食べたが、北インドではロティー（チャパティ）中心の定食「ターリー」になる。ロードサイドのレストランで食べたパンジャビ・ターリーはタンドリーでカリッと焼き上げられたロティーにバターが塗られていて、すごく美味しい。パニールマサラも濃厚でグッド。110ルピー(200円)の価値あり。
朝食に「ミッサル」を食べる。ベビースターラーメンのような揚げた麺に、豆、刻んだタマネギ、トマト、コリアンダーなどを入れ、マサラ汁をかけ、レモンを搾った上にヨーグルトをのせる。見た目も味も複雑だが、さっぱりした後味でなかなかうまい。１５ルピー。胃にも財布にも優しい庶民の味です。
マハラシュトラ州で食べられている「パンの天ぷら（パオラ）」。普通の丸パンに衣を付けて油で揚げたものを、マサラ風味の汁にひたして食べる。何の変哲もないパンがサクサクの衣をまとうことで香ばしく変身して実にうまい！しかも一皿１０ルピー（１８円）という激安。インドＢ級グルメの王様だ。
インドは毎日が「カレーの日」。昨日食べたパンジャビ・ターリーはパニール（カッテージチーズ）のカレーと、カリフラワーのカレー、ダール、パパッドとチャパティ、ライス、スイーツが付いて120ルピーだった。パニールが付くとパンジャブ風になります。
インドはザクロの季節。台車にザクロを載せた売り子が街のあちこちにいます。ザクロの爽やかな甘みは、乾燥したこの季節にぴったり。１キロ５０ルピーと安価ですが、食べにくいのが難。ザクロってどうすれば手を汚さずきれいに食べられるんだろう？
南インド・カルナータカ州で食べたスペシャル・ミールスはその名の通りスペシャルなメニュー。前菜に豆粉せんべいパパッドのサラダ風とトマトスープ、カレー３皿とサンバルとプーリ４枚、ライス、ヨーグルトが付く。食後にはデザート（甘いミルク粥ポンガル、ココナッツスープなど）。客を太らすのが目的のようなメニューだ。１５０ルピー（２７０円）の価値あり。
南インドの朝食で忘れてはいけないのがワダ。豆粉を揚げたドーナツです。もし揚げたてサクサクのワダに出会えたら、何を置いてもこれを食べるべき。衣のサクサク感と中の豆粉のしっとり感、爽やかなココナッツ・チャツネの後味。たまりません。
エッグドーサは文字通りドーサの上に卵を重ねて焼いたもの。鉄板で焼く普通のドーサではこんなことはしないが、焼くときにフタをする蒸し焼きドーサだと、卵を重ねるとふわふわのケーキ状になる。少し辛いチャツネにつけて食べると実にうまい。絶品である。２０ルピー（３５円）。
