インドの街を歩いていると、「おいおい!」とツッコミを入れたくなるような摩訶不思議なものに出会います。独特のセンスや、チープなノリが日本人の感覚とは大きくズレていて、そこがまたインド旅の楽しみのひとつでもあるのです。
みなさんお久しぶりです。「チキンを食べてマッチョになろう!」でおなじみのチキンマンです。覚えていらっしゃいますか?今回は家族3羽を連れてきました。妻と娘二人です。どうぞよろしく。
憧れのタージ・マハルに行った。そのあとピサの斜塔を見て、エッフェル塔を訪れ、ピラミッドにも行った。実はこれ、インドの田舎町に出現した移動遊園地のアトラクション。すべて段ボール(!)でできた世界遺産です。近寄るとチープなハリボテ感満載だけど、遠目からだと本物っぽい。ちなみに僕はインドを6周もしておいて、いまだにタージ・マハルを見たことがないという奇特な人間です。
マハラシュトラ州で出会ったイスマイール君は「バンブーマン」という愛称で呼ばれる地元の有名人だ。なるほど竹のように手足が細長く、身長は2mをはるかに超えている。身長182cmの僕がまるで子供のように見えるのは、縮尺感覚を狂わせるバンブーマン・マジックだ。
ちなみにバンブーマンと普通のインド人のおじさんたちが並ぶとこんな感じ。頭二つ飛び抜けています。NBA選手みたいだ。
インドのお祭り会場で営業する入れ墨屋。インドでは、老若男女問わず入れ墨はポピュラーなファッションだ。電動式の機械を使って、腕に星のマークを入れている。何でもないような顔をしていたが「注射ぐらいは痛い」んだそうだ。しかし衛生面は大丈夫なのだろうか?
インドの路上で売られていたオモチャ。いえいえ、ドラえもんではありません。鼻も高いし、体もピンクのドット柄だし。ね?どう見たって違うでしょ?
夜中、ガサゴソという音で目が覚めた。電気をつけてみると、一匹のネズミが荷物を漁っていた。食べ物なんてどこにもないはずだが。そう思って確認してみると、なんと耳栓が囓られていた。何しやがるんだ!そう言えば、ドラえもんの耳もネズミに囓られたんだったっけ?
路上で売られていたネズミを撃退する殺鼠剤。その看板の絵があまりにもテキトーだった。幼稚園児が描いたようなアバウトさだが、一目でネズミとわかる。ということは実は上手いのか?ヘタウマなのか?
インドの街角で売られていた「YOKO」は、要するに足裏マッサージ器なのだが、疲労回復だけでなく「物理的に身長の伸びを促進」すると書かれている。足ツボの刺激で身長が伸びるの?中国では常識なのか?YOKOという謎のネーミング(横?陽子?)もメイド・イン・チャイナな香りが漂う。
インドにおけるSONYのブランド力はまだまだ高い。電化製品一般はサムスンと中国製品に押されているけど、特にテレビや音響機器はソニーがプレミアムブランドの地位を保っている。この靴屋の看板は「SONYのブランド力」を拝借して付けたのだろうが、フォントもそっくりで、ちょっとやり過ぎですね。
街角に貼られていたポスター。なんかデーモン小暮閣下みたいな人に「悪魔の世界に来い」って言われている気がするんですが・・・
タンクローリーのバンパーに書かれていた警句。「ONE FAMILY, ONE CHILD」。子供は一人で十分。子だくさんはもうたくさん。中国の一人っ子政策プロパガンダを彷彿とさせるが、それをわざわざバンパーに書く理由がよくわかりません。