インド西部グジャラート州で流行中の新感覚スイーツが「冷凍トマト」だ。コチコチに凍らせたトマトを輪切りにして、塩とマサラ粉を振りかけた上からかき氷シロップをかける(!)という複雑すぎる食べ物だ。味はご想像にお任せします。実際に食べてみたくなったらグジャラート州へGO!
冷凍トマトは、古新聞や誰かが使った後の計算用紙とかに包んで売られている。エコなのかもしれないが、インクの味が移りそうなのが気になる。
インドの軽食を代表するのがサモサ。揚げたてで、皮が薄くてパリパリのサモサを見つけると嬉しくなります。この三角のフォルムもいいですよね。甘いチャイと一緒にどうぞ。
インド中部マハラシュトラ州の屋台で売られていた揚げ物三品。左にサモサ、真ん中の丸いのはカチョリ。右のカスタパプリはサクサクの具なしサモサだ。いずれも小麦粉とジャガイモを油で揚げたものなのでカロリーは高く、こういうものを朝からもりもり食べているインド人のお腹が出てくるのは当然だ。
今日のランチはマトンのひき肉団子を揚げたものをパンにはさんだ「ケバブ・パオ」。なんと1個5ルピー(8円)という激安屋台グルメだが、予想を裏切る美味さだった。肉団子の肉汁と油がパンに染みこんで、ハンバーガーを食べているような満足感。さすがはムスリム街の人気屋台だ。
今日の朝食はミッサル。ベビースターラーメンのような揚げた麺に、豆や刻んだタマネギを入れ、マサラ汁をかけて、レモンを搾った上にヨーグルトをのせる。健康に良さそうでもあり、ジャンクフードのようでもある。ヨーグルトの酸味で、後味がさっぱりしている。20ルピー(32円)。
小腹が空いたときに、パンの天ぷら(パオラ)はいかが? 何の変哲もない丸いパンに衣をつけて揚げるだけで、あら不思議。すごく美味くなるんです。付け合わせの青トウガラシの揚げ物を囓りながら食べるとより刺激的です。
庶民に大人気のスナック「ナムキーン」は、小麦粉を練った生地を穴の空いたフライパン状の型で押し出して、油で揚げて作る。香ばしい油の風味が後を引くが、食べ過ぎには要注意だ。
ジャレビは小麦粉の生地を油に直接落として揚げたものを甘いシロップにつけ込んだ、インド伝統のスイーツだ。インドのお菓子はだいたい甘いが、ジャレビの甘さはその中でも別格だ。
ジャレビを作る職人のお腹がほぼ全員ぽっこりと出ているのは、決して偶然ではない。見るからにカロリー高そうだもんね。
オシャレなドーサ専門店で、チーズドーサを食べる。紙のように薄くクリスピーに焼かれた絶品だ。やっぱりドーサは薄さとパリパリ感が命だよね。チーズの濃厚さが後を引くが、お腹にまったくたまらないのが難点だ。115ルピー(180円)とかなり高価だが、その価値はある。
インドではもちろん毎日が「カレーの日」なわけですが、今日食べたパンジャビターリーは絶品でした。パニールマサラは辛すぎず、しかも濃厚な後味。バターを塗ったタンドリーロティも、ダール(豆スープ)をかけて食べるジーラライスも美味かった。これで110ルピー(180円)はお値打ち!