今回の帰国報告会でもっとも多く時間を割いているのがミャンマーです。
ミャンマーは日常の中に笑顔が溢れている国。急速に経済が発展しつつある今でも、人々は相変わらず親切で温かい。その笑顔に触れられるのが、何よりの楽しみなのです。
道路工事現場で働く半裸の男が、なぜかスコップをギターに見立てて弾き始めた。なかなか様になっていますね。
大きく口を開けて笑うおばさんの歯が赤黒く染まっているのは、「コオン」という嗜好品(ビンロウジや石灰をキンマの葉で包んだもの。中毒性が高い)を噛み続けているから。ミャンマーでは男も女もコオンが大好きだ。
僧院で出会った少年僧。ミャンマーでは、仏教徒の男子は一生のうち必ず一度は出家して、僧院で共同生活を送る。
食べるお茶「ラペトウ」を作る工場で働く若者。発酵させた茶葉に油を混ぜて食べるラペトウは、ミャンマーの食文化に欠かせないものだ。
収穫したピーナッツを頭にのせて運ぶおばあさん。ピーナッツは炒ったり茹でたりして食べるほか、油を搾る目的で広く栽培されている。
タマネギ畑を耕す若者が、クワを持つ手を休めた瞬間にカメラを向けた。傾いた夕陽が地平線に沈むまで、畑仕事は続く。
ミャンマーの小学校で出会った笑顔。タナカと呼ばれる日焼け止め&化粧品を顔に塗っているだけで、ミャンマーのローカル感が一気に増します。
道路の舗装工事をしていたおじさん。アスファルトをドロドロに溶かして、砂利を敷き詰めた道にまいていく。きつい仕事のひとつだ。
タナカを顔に塗りたくり、ロンジーをマントのように体に巻き付けた男の子。キラキラとした瞳の輝きに、思わずシャッターを切った。
ミャンマー西部に住むロヒンギャの集落で出会った少女。床に穴が空いたボロボロの教室で学ぶ姿が健気だった。