インドを旅していると、女性たちの色鮮やかなサリー姿に目を奪われてしまいますが、市場を歩いてみると、食材たちもすごくカラフルなことに驚きます。野菜もスパイスもマカロニまでもカラフル。今回は色に溢れたインドの食材を集めてみました。
スパイスの国インドの象徴といえばこのトウガラシ。インド人一人あたりのトウガラシ消費量は日本人の10倍にもなるそうです。そりゃカレーが辛いわけだ。
粉に挽いたトウガラシを売るスパイス屋の店先。砂場の遊び「山崩し」を思わせる限界ギリギリまで攻めた盛り方がすごい。でもこれ、どうやって取り分けるんでしょうね。ちょっとさわっただけで雪崩が起きそうだ。
こちらは鮮やかな緑色をした青トウガラシ。赤く熟したトウガラシより、むしろこっちの方が辛いという話もあります。
緑色のオクラ(ビンディ)はインドで古くから食べられている野菜。原産地は北アフリカ説と北インド説があるそうだ。
グリーンピース(マタール)はインドでポピュラーな豆のひとつ。これもカレーの具材としてよく使われていますね。
タマネギは小ぶりなものが多くて、生のままガリガリ囓るのがインド流。激辛のカレーを食べながら、生タマネギを囓るのがクセになるんです。
トマト市場に集められたおびただしい数のトマト。1キロ20〜30円ほどで売られているトマトは、インド料理に欠かせない食材の一つだ。
インドの市場でよく見かけるキザギザのマカロニ(?)。子供のオモチャみたいなどぎつい着色がされていますが、一応食べ物です。
オリッサ州の山村で育てられているキャベツは、遠く離れた都会へトラックで運ばれる。標高が高く、寒暖の差が激しい土地ほど、キャベツの甘みが増すのだそうだ。
インド人の食卓に欠かせないのが豆。肉食を好まないインド人にとって重要なタンパク源でもある。
市場で売られているダイコン。曲がっていたり、不揃いだったり、見た目はきれいじゃないけれど、みずみずしくて美味しいダイコン。南インドのカレーには、よく具材として入っています。
ナスもインドでよく売られている野菜の一つ。大きいものから小さいものまで様々な種類がある。こちらは小ぶりなナスです。
市場に並んでいたニンジンがみずみずしくて赤かった。全部が全部こんな色のニンジンってわけじゃないけど。