ここしばらく北インドは荒れた天気が続いています。季節外れの寒気が流れ込んでいるらしく、パンジャブ州では最高気温16度の日も。これまで30度越えの場所を旅してきた身にはかなりツラい状況です。
 
 このあいだは宿を出発した直後に雨が降り出したので、慌てて民家の軒先で雨宿りをしていたら、大粒のヒョウが降ってきました。少々の雨では傘を差さないタフなインド人もさすがに傘を差すほどのイレギュラーな事態。仕方がないのでチェックアウトしたばかりの宿に引き返して、お休みの日にしたのでした。
 
 休むのはあまり好きじゃありません。「休むと余計に疲れる」というのが、リキシャで日本を一周したときに僕が身につけた経験則だからです。気分が乗らない日でも、とにかく前に進み続けていれば、気持ちも晴れて疲労も感じない。逆に雨やら何やらで休まなくちゃいけないときは、気分が沈んで疲れを感じるのです。大切なのはステップを踏み続けること。不格好でもいいから、足を止めないことなんです。
 
極狭のスペースにあらゆる物を詰め込んだ時計修理屋。インドでは一畳の土地があれば生きていける!
 
山羊って動物は、狭くて立つのが難しい場所を好むようです。天敵に襲われにくい険しい崖を住処にしていた本能がそうさせるのでしょうか。
 

何が書いてあるのかさっぱりわからないけれど、過剰なところにアートを感じる看板群。
 

「煙草は危ないぜ」って警告なのだろうか。昔のメタルバンドのシンボルマークにこんなのがありましたね。
 


街角に貼ってあったサーカスのポスター。ヘタウマな画風が何とも言えずいいですね。
 

街の壁画で学ぶ歴史上の偉人・インド編。さぁみんなは何人わかるかな?
 

「ロックスター」という名前のインドの床屋。ベッカムがロックスターかどうかはさておき、店の主人が50過ぎのロックでも何でもない普通のおじさんだというのは、見逃せないポイントだと思う。
 

インドの怖すぎるカカシ。ホラー映画の一場面のようだ。そりゃこんなものが畑の真ん中に立っていたら、畑泥棒も怖くなって逃げ出すでしょうね。
 

一日中立ちっぱなしの仕事がツラいので逃げようとしたら、首に鎖をつけられちゃったんです。ひどい。
 

荒野のど真ん中に、ぽつんと建つ掘っ立て小屋。その正体はタイヤ修理屋だ。こんなところで修理の需要なんてあるんですかね。
 

ひなたぼっこがてら、新聞を読みながら世間話に興じる。インドの老人たちのいつもの朝だ。