ホーリーは子供達にとって(一部の大人達にとっても)イタズラが許される大騒ぎの一日になっていた。
彼女には特別なオーラがあった。この子に会うために何日間も歩いてきたんだ、とさえ思った。
「教育の遅れ」と「人口増大」と「環境破壊」はネパールだけではなくアジアに共通する課題だ。
暑くも寒くもなく、休耕期で仕事の少ない3月は、ネパールの農家にとって一番の結婚シーズンなのだ。
この村では、雄牛が畑を耕し、薪で煮炊きをし、石で拭いた粗末な家に住む暮らしを今も続けている。
別にエベレストに行きたいわけじゃない。ごく普通のありふれた村を歩いてみたい。
親子丼にはなくて、カツ丼にはあるもの。それは名前のインパクト。カツ海舟、カツ新太郎、小林カツ代。字ズラの強さがある。
仏教最大の聖地ブッダガヤには世界各国から巡礼者が集まっていた。仏陀が悟りを開いた菩提樹の傍には巨大な仏塔が建てられている。
この国の政治家は、お互いの足を引っ張り合うことしかしない。外国からの援助を自分のポケットに入れることしか考えていないんだ。
僕は郷ひろみのように「ジャパン!」「ジャパン!」と叫び続けた。その数は、ゆうに千回は超えただろう。