バーミヤンの青空の下で見るブルカは、抑圧のシンボルであることを越えた美しさがあった。
バーミヤンの男達はとても存在感があった。農夫の顔には彫刻刀で彫ったような深い皺が刻まれていた。
ジャララバードと首都カブールを結ぶ唯一の公共交通機関は乗り合いハイエースだった。
ペシャワールの「ツーリストイン・モーテル」には、アフガニスタンへの陸路入国を試みる旅行者が集まっていた。
何よりも強調したいのは、アフガニスタンがとても美しい国だということだ。
公の場にはカーストは存在しない。しかし人々の間には、カーストによる差別意識が残っている。
トイレに行きたくなったら、その辺でする。村人もその辺で適当にやっているから、それに習えばいいのだ。
ネパールの結婚式は、日本のようなドラマチックな演出はなく、ひたすら歌って踊るだけだった。
ネパールの国土のほとんどは山。平坦な土地が少ないため、山を削って棚田を作り、生活の糧を得ている。
彼はポーチの中から手榴弾を取り出して、テニスボールでも扱うような気軽さでひょいと僕に手渡した。