写真を撮るって、誰かに小さく恋することだと思う。
三井昌志7冊目の著作は、世界各地で撮影された100人を超える人々の笑顔が詰まった写真集です。
三井昌志7冊目の著作は、世界各地で撮影された100人を超える人々の笑顔が詰まった写真集です。
先日行われた帰国報告会に参加してくださった皆さんから寄せられた感想です。
記憶とは実際に目にしたものから不必要な情報を削り、大事だと思う部分を強調したもの、つまりきわめて主観的な編集作業の結果なのです。
僕が初めて旅に出たのは「自分にとってメリットがある」と思ったからではありません。ただ旅に出たかったから出た。それだけです。
年に一度の特別なトークライブ「三井昌志・帰国報告会」を東京と大阪で開催します。
年を重ねるといろんな事が見えてくる。無難な道を選んで歩くようになる。それが悪いわけではない。大人になるのはそういうことだ。
「写真家」とは資格ではなく、ただの名乗りなのです。画家やミュージシャンに資格が要らないのと同じです。
僕は自分の写真を「世界のはたらきものに贈る賛歌」だと思っています。もちろん勝手に歌っているのです。誰に頼まれたわけでもありません。
目的はカネです。日本で仕事が見つかったらラッキーだし、見つからなくてもあなたに寄生して暮らせばいい、と考えているのです。
東南アジアを旅していると、思わぬかたちで「あの戦争」に出くわすことがある。
12年前のはじめての旅が、その後の人生に決定的な転機をもたらした。このあと僕は何かにとりつかれたようにアジアの国々を放浪することになる。
写真における「感性」とは、自分が好奇心を向ける対象の「偏り」です。何が美しくて、何が醜いのかを判断する基準となるものです。