スティーブ・マッカリー「Portraits」
世界は多様な人々によって形作られている――この本はそのことを無数のポートレートによって語っている、一種の「バイブル」なのだ。
世界は多様な人々によって形作られている――この本はそのことを無数のポートレートによって語っている、一種の「バイブル」なのだ。
ブレッソンの作品の最大の特徴は、その「構図」にあります。あらかじめ計算され尽くしたように、背景と人物とが「あるべき場所」に位置している。
世界はとても広いし、とても美しい。そんな世界の中で、僕が知っていることはごくごくわずかです。
二人のあいだに横たわる大きな溝を埋めるのは、愛情の強さではありません。ましてやお金でもない。必要なのは、お互いを理解することです。
長くアジアを旅している人間には、不衛生な状態に対する免疫が自然とできてくるものなのです。だから滅多なことでは体調を崩さなくなる。
僕が旅においてもっとも大切にしていることは、「裸の自分をさらす」ということです。旅先において僕は全く無力な存在です。
会社を辞めて仕事が見つからなくても、今の日本なら死ぬことはありません。何とかなります。ドント・ウォーリーで行きましょう。
日本人が特別に無表情だということではなく、都市化が進んだ場所であれば、どこでも同じように表情が硬くなる傾向にあります。
アジアで英語を話すときに、僕がいつも注意していることを紹介しましょう。
「長く旅に出たら自分が変わる」というのも、一種の幻想なのです。自分を変えるのは自分自身でしかないのです。
だから大切なのは、常に興味のアンテナを広げて、それに引っかかったものに対して、素直に反応することなんだと思います。
アジアの農村でごく普通に食べられている食品というのは、質素でかたいものが多いのです。