ラオス唯一のボーリング場に行く
映画館がない国ラオスで奇跡的に営業していたボーリング場には、案の定閑古鳥が鳴いていた。
映画館がない国ラオスで奇跡的に営業していたボーリング場には、案の定閑古鳥が鳴いていた。
世界遺産にも登録されているラオスの古都ルアンプラバンで毎朝行われている托鉢は、信仰確認のための神聖な儀式だ。
ラオスの山村の人々は、山や川に分け入って、燃料や材木や動物の肉を得ている。文字通り、自然と共に暮らしている。
ノーンキャウに行くには、ウドムサイという町までバスで行って、ピックアップに乗り換えなくてはいけない。
まだ二十歳そこそこの女の子が、ビール瓶を奥歯でくわえて「シュポ」っと栓を抜いたのには驚いた。
「東南アジアの田舎」とも呼ばれるラオスの中でも、北部の山岳地帯は特に貧しい地域だった。
国境の町チェンコーンから渡し船でラオスへ。スピードボートでメコン川を遡り、シェンコックに向かった。
エアコンはずっとスーパーの乳製品コーナーのようなマックスパワーの冷気を出し続けていた。
カンボジアの北部には、路線バスはほとんど走っていないから、陸路での移動となると「乗り合いピックアップトラック」を使うのが一般的だ。
ビールのスプライト割りには閉口したが、料理は豪勢だった。普段はあまり食べない肉類を、目一杯食べようという晴れがましさが伝わってきた。
世界最大級の仏教遺跡アンコールワットには、聖人と俗人、500年前から制止したままの時間と、今を生きる人々が共存していた。
タ・プロム寺院を見たとき、僕は全身に鳥肌が立った。これほど圧倒的な、凶暴なまでの自然の力を目にしたことがなかった。